日記にSSを書いたところ、camuiさんがイラストをつけてくださいました!!
捨てる神あれば、拾う神有り!!!(涙)とっても嬉しかったので、宝物部屋に飾らせて頂きました。
身に余る光栄に体が震えます。
サクラへの愛が強すぎてへっぽこな先生ばかり書いてしまうのですが、たまに素敵な部分を書こうとしたらば、以下のようなSSになったのです。
camuiさんのイラストは、本当に想像以上に優しい顔の先生で、惚れました。
有難うございました! 

『理想のパパ』

 

「ただいまーー」
買い物から帰った小桜は自分で鍵を開けて入ってくる。
いつもならば、扉の開く音に反応して、サクラが飛び出してくるはずだ。
だが、今日は全く足音がしない。

「ママ?」
キッチンに買ってきた食材を置くと、小桜は訝しげにリビングを覗く。
そこに、サクラはいた。
珍しく居眠りをしており、膝枕をしているのは愛読書を読むカカシだ。
小桜が何か声を発しようとすると、察したカカシが人差し指を口に当ててそれを止めた。

(もう少し眠らせてあげて)

カカシの目が、そう告げている。
日曜の午後、何も急ぐ用事はなかった。
頷いた小桜はなるべく静かに扉を閉めてその場をあとにする。

「黙っていれば、格好いいのにね・・・・」
呟く小桜はほんのり頬を染めている。
両親の仲が良いのはいいことだ。
サクラの髪を撫でるカカシは誰に対するものより優しい眼差しで、少しばかり羨ましいと思ってしまった。

 

あとがき??
カカシファミリーシリーズ。
いつもサクラに甘えてるカカシ先生だけれど、逆も好きです。
幸せ〜な空気が皆様にも伝わると良いと思います。

 

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