『翡翠の雫』レビュー(攻略順)

 

『緋色の欠片』の続編。
話の途中で、前作のキャラクターが登場して手助けをしてくれます。攻略キャラによって来る人は様々。
まだ全員クリアしていないので、一応今の段階での感想。

 

重盛晶

主人公の幼馴染で最初から守護者という設定。
前作の拓磨はクラスから浮いた存在でしたが、晶は非常にクラスに溶け込んでいるようですよ。
っていうか、何で友達の前ではあんなに明るくて、珠洲には冷たい感じなのかよく分からない・・・。なにゆえ。
中盤あたりから「何があっても珠洲を守る!!」って感じで、子供の頃から珠洲のことが好きだという感じが出てきましたが、最初の方はもっと素っ気無かったと思うんですが。
ちなみに珠洲の夢の中に出てくる王子様って、正体不明もなにも思い切り声が晶だったような。何故分からないんだ。
そういえば、珠洲の髪型ってどうも違和感あるんですけど・・・・。大国主神みたいですよね。(←見たことないけど)
前作にもあった、玉依姫の生贄という話が出てきて、晶は珠洲と共に逃亡です。
晶は自分が珠洲の父の犠牲で延命したと知って守護者としての能力が消えてしまったようですが。
長老の孫なのに逃亡の手助けしてくれた亮司さんは非常に有難かったんですけど・・・・・・・・・・・・・・・あの私服、もっと何とかならなかったんだろうか!!!!
もうあの私服がえらい気になっちゃって、他のことがどうでもよくなりました。インパクト大。サーカスとかに出てきそうな服ですよね。
少し君が悪いほど姉至上主義の陸が、敵の御子柴にそそのかされているところに驚きました。あっさり戻ってきましたけど。
なんだったんだ、この裏切りイベント。いらなかったんじゃあ。
そういえば、陸以外の人達はいつの間にか守護者になっていて首をかしげる。他のルートで語られるのかしら??

村からおわれて孤立無援となった晶と珠洲ですが、典薬寮の二人が助けてくれましたよ。有難う、持つべきものは友だ!
あー、このどこか空回りしている眼鏡くん、攻略したい。好きなんですよ、眼鏡キャラ。
森に逃げ込んだら結界の阻まれて動けなくなっちゃうんですが、前作の主人公である珠紀と拓磨に救われます。
典薬寮の二人が呼んだ助っ人って彼らのことだったのね。今回の舞台と近いという設定なんでしょうか。
珠紀の声は鼻づまりみたいでしたが、拓磨と仲良くやっている姿が見られた良かったです。拓磨が出てきてなんだかほっとした。緋色キャラ好きみたいです。
しかし、結局この後彼らは元の村に戻ることにするんですよね。何のための逃亡か。戦略的撤退ってやつか。
とりあえず、守護者5人集めて団結して敵に向かおうってことで話は決まります。
問題は壬生兄弟ですよね。敵である真緒姉さんのところに、彼らが父の仇として追っている天蠱もいるんですが・・・・・・。
何故、壬生兄弟が御子柴に協力して珠洲達を襲うか分からなかった。
嘘か本当か分からない御子柴の言葉に従うより、珠洲と一緒にいればおのずと向こうから姿を見せてくれるじゃないですか。ねぇ。
そういえば、蔵に捕まっていた亮司さん、いやにあっさりと合流できましたね。見張りとか、全然いなくて拍子抜け。
決戦前のチューとか、晶もなかなかやりますね。しかし・・・・・・・インパクトがいまいちな気がするのは私だけなんだろうか、晶。
初めて見たときは、ペルソナに出できそうなキャラだと思いました。

EDまでいきましたが、結局・・・・・・・・・・・・珠洲って玉依姫として何か役に立っていた??珠紀達も出てくる必要があったのかどうか。(個人的には嬉しかったですが)
敵をあっさりとやっつけて、真緒姉さんもあっさり説得できて、いろんな意味で拍子抜け。
真緒姉さんは珠洲に嫉妬して豊玉姫になったそうで。亮司さんとラブラブじゃなかったんだろうか?陸が真緒姉さんに懐かなかった理由も分からない。
今回は敵がアリアやフィーアといった魅力的な人物がいなかったので、残念でした。御子柴さんや天蠱には別のルートでスポットが当たるんだろうか。
悪い顔をした村長も途中で消えちゃったし。
しかし、前回と違って守護者に鬼とか鴉とか、守護者に玉依姫と関わる伝承がなくて寂しかった。
個人的に「緋色の欠片>翡翠の雫」って感じです。
似た雰囲気のキャラで個人的評価を出してみると・・・。

鬼崎拓磨>重盛晶 (メイン攻略キャラ)
鴉取真弘
>壬生小太郎 (元気なタイプ)
狐邑祐一
>壬生克彦 (静かなタイプ)
犬戒慎司<高千穂陸 (主人公に最初から優しい)
大蛇卓<天野亮司 (和服が似合う)
狗谷遼=御子柴圭 (隠しキャラ)

壬生兄弟にはあまり興味ないんですが、陸は「姉さん、姉さん!」と煩いのが可愛いと思います。真緒姉さんはいいのか。
亮司さんも声が素敵でございますv自分を「嘘つき」とか言っちゃうところも。な、なんだか放っておけないよ、この人。
あとは眼鏡が気になるところ・・・・・。えーと、加茂保典くんか。

 

天野亮司

晶ルートやって、私服のおかしな人というイメージが定着しちゃいましたよ。(^_^;)
個人的に好みです。珠洲が17歳で亮司さん24歳v年の差カップル。
何を考えているか全然分からなくて、裏切りまくり、それでも信じてくれと訴える男。結婚詐欺にでもあっている気持ちでしたよ。
遥か3で言うと、弁慶さんに似ています。
いやー、私だったら信じきれずに去ってしまうと思いましたが、珠洲は心が広い。
真緒姉さんの婚約者ということで、壮絶な三角関係に突入していきます。珠洲は行方不明とはいえ姉の婚約者なので遠慮していますが、亮司さんは隙あらばくっついているような。
なにやら、真緒姉さんとの婚約は親が決めたことで仕方なく・・・ということを強調しています。
そして決戦前に「小さく縮こまって泣いている女の子を見たときから、もう僕の心は決まっていたのかもしれない」「ずっと小さな頃から、あなただけを見つめてきた」など、とんでもないロリコン発言をしてくれましたよ。
初めて会ったときから恋に落ちていたのか!珠洲が5歳として亮司さんは12歳。いい!!!
個人的には、亮司さん17歳と珠洲10歳あたりの話を読みたいです!
高校生と小学生の組み合わせが一番ツボなので。(いや、ラブラブとかじゃなくて、ほのぼの的なカップルですよ)
珠洲が年上の男の人に憧れるなら分かるんですが、逆ってのがいいなぁ・・・・。
図書館司書になったのも、珠洲の近くにいたかったからなんだな。

いつも飄々として大人の余裕のある亮司さんが、珠洲の前だと純情ボーイです。可愛らしいです。甘えん坊将軍です。
でも、珠洲と結ばれないならせめてその姉の真緒と結婚して親族になりたかったって、どんな屈折した愛情なんだ!!
私なら、好きな人の兄と結婚してまでそばにいたいとは全然思わないですよ。
亮司さんのことが本気で好きだった真緒姉さんが非常に可哀想になりました。ひどい男だー。
私服の趣味の悪さも含めて、そういうどうしようもないところが好きだと思いました。
そういえば、壬生兄弟の父親が村に来たという記述を蔵で発見して「もしかして母との間になにかあったのでは」と想像するのはいくらなんでも早合点しすぎではないかと思いました。
晶ルートで、妹を探しているとか何とか言っていたような気も・・・・。はて。
真緒姉さんと珠洲は実は本当の姉妹だったらしく、それなら真緒姉さんのあの猛烈な嫉妬も納得だと思いました。
義理の姉妹ならば、出来の悪い妹が玉依姫に選ばれたのは血筋のせいだと思えたのになぁ。

 

加茂保典

ぎゃーーーー、想像以上に可愛い眼鏡くんなんですけど!!!ちょっととぼけた眼鏡は理想ですよ。
何かと珠洲を気にしているところが可愛くてしょうがないです。怪しい行動をする亮司さんに詰め寄ったり。
典薬寮の人はだたの玉依姫の監視のはずなのにね。
しかし、事務所でエリカと二人暮し・・・・・・・・若い男女が二人で、そんな。いろいろ勘ぐっちゃうよ!!(笑)
事務所に泊まったとき、あっさり先に寝ちゃう眼鏡くんがまたラブリーでした。袖の長さが微妙だけど、亮司さんより私服が普通だ。ああいうのはやっているのか。
エリカの私服にどっきりです。乳がでかいぞ。何でこれでよろめかないんだ、眼鏡くん。
朝起きたら、やたらと眼鏡くんに引き止められましたよ。昨夜はエリカとばかり話していて、僕とはあんまり話さなかったからって・・・。
今度時間を作る、眼鏡くんといると楽しいと言うと、あっさり帰してくれました。可愛いぞー。
しかし、家に帰ったらもう一人のかわい子ちゃんが寝ずに待っていてくれました。陸―――!!
なんだか浮気者の女房の朝帰りを咎める図に見えてしょうがないです。どこまで姉命なんだ、陸!

生贄のために村長に監禁されていた珠洲を、眼鏡くんとエリカが助けに来てくれましたよ。
何でか知らないけど、御子柴さんも豊玉姫を裏切り、一緒に逃げることに。何ゆえ??どうもこの人は頼久さん(遥か)に見えてしょうがない。
しかし逃げるときに随分とみんな悠長に話していたような。この隙に攻撃すればいいのに、見逃してくれるなんて敵も優しい。
御子柴さんは記憶を無くしたため豊玉姫に利用されていたらしいです。そのわりに仲良くしていたように見えたが・・・。
珠洲に向かって「何があっても、俺が守る」とか、変わり身早すぎな・・・・。
森で危ないところを、珠紀と遼に助けられましたよ。遼は相変わらず珠紀にべた惚れのようで、珠紀が恥ずかしがっています。
結局は、守護者を集めるために村に戻ることに。エリカってフィーアとどんな繋がりがあるんだろう??
学校や制服が典薬寮によって改造(?)されていることが分かり、眼鏡&エリカの制服を取りに事務所に行くと壬生兄弟が現れました。
まあ、彼らは味方になってくれたから良かったですが、真緒姉ちゃん達まで現れて現場は混乱です。
そんな中、珠洲のピンチを六人目の守護者となった眼鏡くんが助けてくれました。そういえば、守護者がもう一人いるとかなんとか言っていたような。何故?

珠洲の家で晶や陸と合流して、いよいよ最終決戦。エリカはロゴスの人間だったようです。はぁー。でも味方なら問題なしか。
そして決戦前といえば、攻略キャラとのラブラブ&チューイベントでしょう。いろいろ期待していたのですが・・・・。
爆笑!!!
眼鏡くんってギャグキャラなんですね。ようやくキスかと思えば、おでこぶつけるし、手も震えてるし、スチルはあの唇つきだしてタコみたいになっている絵ですよ。
可笑しすぎる。亮司さんの私服以上の笑いでした。可愛すぎるよ、最強だよ眼鏡!!!!
でも、この二人っていつ両思いになったか全然分からなかったえすね。眼鏡くんは前から珠洲を気にしていたけど、彼女は何故眼鏡くんに惹かれたのか??
その辺、もうちょっとイベントを入れてくれればなぁ。おしい!眼鏡くん好きなのに。
で、最後の戦いはあっさりと終了です。いつもいつも簡単にやっつけられてくれるよなぁ。
EDは眼鏡くんと一緒にお弁当食べて終わりです。相変わらずぎこちないカップルだ。初々しいっていうのか。
もうちょっとラブ度高めでもいいのになぁ。珠紀や壬生兄弟達を見送りできました。

 

高千穂陸

すみません。プレイしてから随分と時間が経っているので、ほとんど覚えていない。
図体でかくて無口で頼りになる弟だったと思います。しかし、重度のシスコン。
真緒姉さんではなく、珠洲の方に懐いたのは何か理由があるんでしょうか??
しかしなぁ、こっちは陸が攻略対象キャラだって分かった時点で「血の繋がりない」と予想していましたが、彼らは知らないわけですよね。
弟におんぶされて赤くなる姉とか、普通の弟姉でああした反応はありえるんだろうか。はて。
もっと珠洲に過剰な愛情を注いでいて、実の弟姉であることに悩んだりしているのかと思っていたけれど、普通に姉さん思いの可愛い弟でした。
恋愛関係になるのは真実が分かってからですしね。でも、そう簡単に気持ちは切り替えられるのかなぁ・・・。
壬生兄弟が「妹を探している」と言ったとき、それは珠洲のことかと思いましたが、違ったようで。
では陸のことかと思ったら、これまた陸は別のところから攫われて来た子供でしたね。結局陸の両親は出てこないのか。
陸を父親の仇として狙う壬生兄弟ですが、陸こそ被害者じゃないかなぁと思ったり。

 

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