『Lucian Bee's』感想

主人公は世界中のダメ男&ダサ男の悪いところを改善し、いい男に変身させる機関ロシアンビーズ(LB)のメンバー、アンナ(A)。
まだ17歳で組織に所属したばかりの新人です。
さっそく仲間の美女、MとQとともにロマンシアというアイドルグループをイケメンに改造させる任務を請け負いました。
各国の大物の子息を集めただけあって、ロマンシアは一筋縄ではいかない個性的な面々がそろっていて・・・。
その中の一人を選んで育成していく感じですよ。A、M、Qは『チャーリーズエンジェル』。
しかしLAってマスターLと名乗る人物が資金出しているらしいが、世の中にイケメンを増やして一体何のメリットが・・・??

 

 

ヴァン・カイエン

父親は財閥の総帥で、日本で多大な影響力を持つ政治家。
本人は天照爆走族というバイクの走り屋集団のリーダーです。ロマンシアのリーダーでもある。
外見や言動含めて、典型的な不良ですがリーダーをやっているだけあってカリスマ性もありますし、仲間思いのいい子です。
つっぱっている(死後?)けれど家族(両親&兄)も大事にしていると思う。人前で豪快におならをするのが玉に瑕か。
父は放任主義、母はヴァンを溺愛、兄はヴァンと正反対の優等生タイプ。いささか家に居にくい様子。

 

ミッション1
ヴァンの収集している膨大なニャメネコグッズを回収することが今回の任務。
他の人にわからなくても、本人が大事にしているものってあると思うので、これくらいならいいと思うがなぁ。
しかりLBはダサいものは許さないのです。
A、M、Qは天照爆走族(以下、天爆)に仲間入りしたり、ヴァンの通う学校に潜入したりと、あれこれヴァンについて調べ始めます。
転校生のAに一目惚れしたらしい、挙動不審なヴァンが可笑しくて可愛いです。レバニラって何で?変装しているとはいえ、天爆に入ったAも同じ顔なのに気づかないもんなのか。
どうやらヴァンがニャメネコに執着しているのは、仲間が事故らないためのお守りと言って渡されたのが原因らしいです。
その渡した相手とやらが、ルシアンビーズと敵対する組織、ダーサイン。
天爆のアジトを突き止めた3人はニャメネコグッズを一つ残らず回収することに成功し、失意のヴァンにはAが新たなお守り(しかし縁結び)を渡して任務官僚です。
ニャメネコ自体を可愛いとか思って集めていたわけではなく、仲間のために集めていたというなら、部屋が綺麗になって仲間も喜んでいる今の状況の方が確かによかったのかも。
ニャメネコを投げたり、バットで打ち返したりするときに出てくる図がなんだか面白かったですね。

ミッション2
ヴァンの食べるものはジャンクフードのみで、しかも量が尋常ではない。これでは体にも悪いということで、LBの出動です。
バーガー50人前ってどんな胃袋だ・・・。右腕のシキの食欲が失せるのもよくわかる。
族の中で一番の走り屋を決めるレースをやるらしく、それに出場するヴァンに狙いを定め、お弁当作戦です。
この弁当を渡す約束をするときAがヴァンにバイク勝負を申し込んでいますが、以前天爆に入るときもAとシキのバイク勝負がありましたし、別の方法の方がよかったかな。
優等生のはずなのに、Aが無茶するんでひやひやするんですよ。一歩間違えば本当に死んでます、危ない。
まあ、なんだかんだでAの頑張りでヴァンとお弁当の約束を取り付けました。
トラブルはありましたが、料理のプロフェッショナルのDの作ったお弁当をヴァンが食べてくれましたし、ヴァンがレースに優勝しましたし、結果オーライ。
ダーサインのせいでジャンクフードしか食べなかったヴァンも和食に目覚め、家で母の作ったご飯を「美味しい」と言って食べるようになりましたよ。何気に一家団欒。うおー、何、この幸せな感じ。

よかった、よかったな!(母親目線)前に家族にバーガーを買ってきたのに、食べてもらえなかったヴァンが可哀想だったんだもの。
ああ、唯一ダーサインにウィンナー扱いされたDが哀れではありましたが。・・・子供だったらこのネタ分からなかったよ。

ミッション3
ボサボサの長髪を維持するヴァンに、その理由を探り始めるLB。
・・・・結果的に、子供の頃に好きだったアニメの主人公を模していたことが判明しますが。
ヴァンって本当にお馬鹿っていうか、純粋なんだな。子供ならば真似て同じ髪形に憧れるのも納得だけど。自宅に潜入した結果、これもダーサインのせいだと分かります。母親の買ってきた整髪料やらドライヤーを愛用しているヴァンが可愛い。ニャメネコグッズもまだちょろっと部屋にあるぞ。
しかし学校の先生に扮するMに、ヴァンの素行の悪さを必死に謝る両親を見ていると、ヴァンを大事にしている普通の親らしくてほっとする。社会的身分の高い人達なのに。
「うちの子は悪くない」などと言って、逆に学校側を非難するような馬鹿な親でなくてよかったよ。

今回は学園祭の劇にかこつけてヴァンを改造していくようです。
演劇部に所属していたその実力から、ヒロインの珠姫役をゲットするA、女子に何気に人気があり、武士のイメージに近いということで、ヴァンも主役の無蔵役に決定です。
無蔵とヴァンの憧れていたアニメの主人公は似ているそうで、どちらも最後にはヒロインを守りきれずに亡くしているらしい。
劇の内容を変えることでヴァンはその主人公を超えたと認識し、髪形にはこだわらなくなりました。単純な。
ヴァンが劇中で髪を切ったときは驚きましたよ。そして、その変貌ぶりにも驚いた。だ、誰!?
自分で切るともっとざんばら髪になるよなぁとか、床屋でさっぱりした感じとか、いろいろありますが、成功したからいいのか。
レースや文化祭にロマンシアメンバーを呼ぶヴァン、ちゃんと集合する皆が可愛い。レミィへの電話が極端に短いところに笑った。
しかし、良い方向に修正してくれているとはいえ、自分の周りをこそこそ嗅ぎまわられたり、部屋にも侵入されていると思うと、あまり気分よくない。
特にヴァンは嘘が嫌いだし、ばれたときAとの関係はどうなってしまうんだろうなぁ。
ああ、ダーサインの人が「課長」と呼ばれていたのに笑った。

ミッション4
なんだかよくわかりませんでした。このミッションが一番微妙だったせいかあまり記憶に残っていない。
粗野なヴァンのマナーを徹底させるということで、Cも一緒に行動です。
学園編的には充実していましたよ。ヴァンがAを誘いバイクで海に行ったりして。
ヴァンの行動は間違っていないことが多いけど、なにぶん態度がでかいので、周りに威圧感がある。
さらには頭に血が上りやすいので、リーダーとしてはもう少し冷静に対処できるようにするってところでしょうか。
天爆の舎弟二人がライバルチームのスサノオに捕まり、ヴァンが一人で助けに行くって内容。
確か、ヴァンのピンチにAが伝説の女番長を演じきって助けていました。うまくいきすぎだろう。まあ、ゲームだからいいのか。
そういえば、バイクでどこに行きたいか聞かれたとき、ふざけて「大人の遊園地」を選んだのですが、そのときのヴァンの反応が面白かったです。
どこまで純粋なんだ!
ああ、あとロマンシアメンバーがやっぱりそろっていました。仲がいいのか悪いのか。

ミッション5
ついに最後のミッション。これが終わればヴァンともお別れということで、Aも少しばんやりしています。
今度は私のお気に入りのGがチーム入りっすよ!遊佐さんーーー!!!遊佐声、やっぱり好きだ。何故攻略できないのだー(涙)遊佐さんは女たらしを演じているときが好きです。
最後はヴァンのヤンキーファッションの改造です。卒業式でも特攻服は絶対に脱がないとか言っているし。
両親が卒業式に来てくれると分かって喜ぶヴァンが可愛いな。兄は相変わらず憎まれ口叩いていますが。
ああ、父がヴァンを仕事の補佐をさせると言ったから機嫌が悪いんだった。父も何故そんなことを??
よくわかりませんが、スサノオのリーダー、スメラギとヴァンがバイクで対決です。ヴァン&シキVSスメラギ&弟の対決だったんですが、シキが勝負の前日に事故で怪我を!
代わりにAが出場することになります。
なんだかんだで勝ってその後に卒業式に行って、ヴァンにミッションで正装させて、ヴァンが天爆卒業&ロマンシアに戻ることを宣言して終わり。
・・・いや、違った。Aがヴァンとくっついて終わりだ。なんだか海辺で告白して、二人で砂浜ごろごろしていた。私だったら砂まみれで嫌だな。
なんだろう。確かに面白かったんだが、何かが足りない。おしい気がしました。
シキの事故の原因がヴァン兄だったのは驚いた。ダーサインのせいかと思っていたよ。反省していたようだが、弟を殺そうとした(怪我をさせようとしただけ?)のはちょっとなぁ・・・。
自分を殺そうとした兄をそれでも慕っていたっていうのは、由貴香織里先生の短編漫画であったなぁと思い出したり。あれは切ない話だった。
あと、よくキャラクターが「オッサン」「オバサン」呼ばわりされていましたが、皆ほとんど10代だよ・・・。C(34歳)なんてFと並ぶとじーさんと孫のような。恐ろしい。

 

ED1
一度は成功した改造ですが、ヴァンが再び天爆のリーダーに戻ってしまいました。その傍らには女ボスとなったAの姿が。Wリーダーらしい。
Aに惚れたとかで、ライバルだったスメラギが天爆入り、そしてヴァンとAを取り合っていました。あせるヴァンが可愛いな。
改造は失敗したようですが、それなりに二人は幸せそうでした。・・・まだキスどまりの関係らしい。純情だな。

ED2
ヴァンの兄が選挙に立候補、ヴァンとAがそのサポートをしていました。
偶然町でQと再会したAは、LBを懐かしく思い出したり、昔のバイクで走っていた頃のヴァンも格好よかったなぁと感傷的になったり。
そういえば、Aって結局LBだったことヴァンに話していないんですね。親とか住処とか、どう説明しているんだろう。
そのあたりがちょっと気になりました。

ED3
AがLBを辞めていません。半年振りに、ロマンシアとして活動するヴァンに会いに行きましたよ。
遠距離恋愛が辛いけど、ラブラブのようです。しかしやっぱり正体は明かしていないんだなぁ。
すぐに会いたいとメールして、本当にすぐに舞台袖に現れるAに疑問に持たないのだろうかと思ったり。今までどこにいたんだよ、と。
恋は盲目というやつか。

 

ジェシー”KID”スクワイア

世界的に有名なロックミュージシャン、リアムの息子で自身もインディーズバンドで活動している。ギターの腕は抜群。
二世ということで父親の名前を出されることを嫌っているらしい。父親との仲はあまり良くないが、そのことを心配する優しい姉がいる。
ロマンシア内では結構常識的な発言もしているが、喧嘩っ早いのはヴァンと一緒か。

 

ミッション1
最初はジェシーの味覚改造です。まず味覚っていうのは、ジェシーの嗜好を知るとよくわかる気がする。
チョッパーをいう紫色の怪しげな調味料をふんだんにかけたものを食しているのですが、これが激辛で強烈らしい。
こんなもの毎食口にしていたら早死にするでしょう。歌う際は喉にも悪そうだし。
案の定、ダーサインが訪問販売で父親に売りつて関与していたようです。
ジェシーが反発しているだけで、父のリアムは普通に息子を愛しているのですね。それがわかれば親子関係は改善される日は近いか。
ジェシーには学校で教師として、放課後は同じバンドマンとして接近です。
MとQはともかく、年下のAも教師役とは。大丈夫なのか。
ヴァンのときも思ったけど、担任ではなく見知らぬ教師が家庭訪問したり学校で接触してきても、彼らはあまり疑問に思わないのね。・・・普段あまり学校通っていないのか?
路上ライブをするジェシー達とセッションしていい感じになりましたが、警察に捕まってしまいましたよ。しかし、それによって仲良くなれたか。
教師Aの説得もあり、ジェシー親子がDの料理を食べることになりました。

 

まだ途中・・・・

 

 

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