37話 大追跡!妖怪自動車

この話はとても面白かった。
死んで幽霊になってしまったお父さんが、子供とした「海を見せる」という約束を果たすために、妖怪自動車を借りて地上に戻ってくるというもの。
心残りなことがあると、天国にも地獄にも行けずに彷徨うことになるらしいですよ。
車の持ち主である発明好きの妖怪、夜行さんとお父さんはある約束をします。自動車のキーを抜かないこと、そして夜明け前に戻ってくること。
妖怪が作ったものだから仕方がないですが、人間界でこんなへんてこな車はないよなぁというユニークな作りで、楽しいです。
首尾良く家に戻り、眠っている子供を車に乗せたお父さんでしたが、海に行く途中でねずみ男に出会ってしまったのが運のつき。
腹を空かせたねずみ男の要求でコンビニに向かった隙に、子供の乗ったままの車を奪われてしまいましたよ。ねずみ男めーーー。
お父さんと一緒に見ている私も「もう駄目だ」と思っちゃいましたよ。しかしこのお父さん、本当にいい人ですよね。

天は彼を見捨てなかった。偶然コンビニから出てきたねこ娘が彼に声をかけ、ねずみ男の悪事がばれました。
このときお父さんがねこ娘に抱きつくのを見て、「羨ましい!」と思ったのは私だけではないはず。
ねこ娘、キャットフードを買いに行ったのですね。お金はどうしているんだろう??
その頃、タイヤとして使われていた輪入道の口車に乗せられてねずみ男が車のキーを取ったため、妖怪自動車は大暴走です。
鬼太郎はみんなと一緒に車を止めようとしますが、全然駄目です。工事用のヘルメットをかぶった砂かけと子なきがラブリー。
途中、夜行さんが駆けつけてくれて、何とか車を静めることが出来ましたよ。良かった良かった。
最期は幽霊のお父さんが子供と共に夜明けの海を見て終了。これで迷わず成仏出来ますね。

子供の寝ていた布団が、目玉の親父の柄だったのが可愛かったです。
キーホルダーのねずみ男とか。

 

 

38話 血闘!おどろおどろ

毛生え薬を作ろうとして失敗した博士が、妖怪おどろおどろになってしまい、血を吸うために子供を誘拐する話です。
この誘拐の方法が、子供のいる家に人も乗れるような大きな模型飛行機を送り、喜んだ子供が乗り込んだところで機械を操って根城まで誘導するというもの。
原作でも鬼太郎達が同じように連れ去られていましたが、発想が面白いですよね。
私ももし飛行機が送られてきたら、ついつい乗り込んじゃいますよ。(笑)
しかし、毛生え薬=失敗=妖怪って、怖いですね。どんな材料使っていたんだよ・・・。完成してもそんな危険な薬使うの嫌です。いえ、髪は十分すぎるほどありますが。

いつものごとく鬼太郎達がおどろおどろに挑んでいきますが、捕まった鬼太郎が血を吸われ、逆に血を吸い返すところが凄い。むちゃくちゃだ。(笑)まさに血闘。
博士も死なない程度に血を奪って子供達は返すつもりだったらしいが、あんな機械で血を絞られたら絶対死ぬ。(^_^;)
鬼太郎の妖力で結局博士は元の姿に戻りますが、今回の話はいろいろ無理があったような。
何にせよ子供が無事で良かったです。
鬼太郎ってばいろんな妖怪に食べられたり血を吸われたり狙われているけど、そんなに美味いのだろうか・・・。ちょいと一口・・・いえいえ。
原作の方が、ちょいと切ない感じが良かった気がします。

 

 

39話 妖狐・白山坊の花嫁

妻を亡くし仕事にも失敗して行き詰まったお父さんが、赤ん坊を抱えて死のうとしたところに狐の妖怪、白山坊が現れます。
運が向くようにする代わりに、娘が16歳になったら嫁に貰いたいという話でした。
半信半疑だったお父さんですが、実際にその後の人生はつきまくり、工場まで建ててしまいましたよ。
そうなると怖いのが白山坊との約束。
16歳になった娘は素直で可愛い女の子に成長しましたが、お父さんは気が気じゃないです。
偶然出会った鬼太郎とねずみ男に相談して、何とか娘を助けようとします。

この話は、白山坊の弟子(?)の子狐コン太と、娘の茜ちゃんがメインですね。
彼らのやり取りが何とも可愛らしい。
優しくされてすっかり茜ちゃんに懐いたコン太が、茜ちゃんを食べるために嫁にしようとする白山坊に楯突いたところでは、胸が熱くなります。
結局鬼太郎によって白山坊は封じられ、彼の力で手に入れた工場を手放して親子は再出発です。
コン太くん、助かって良かった!

 

 

40話 夜の墓場は運動会!

足が遅くて運動の苦手な正光くんが、運動会を中止にするため、妖怪雨ふり小僧に当日雨を降らせてくれとお願いする話です。
そして、正光くんとその友達は、夜の墓場で妖怪達が年に一度の運動会をしているのを目撃します。
おはぎ食い競争とかユニークですよね。
一番面白かったのが、ぬりかべの走り幅跳び。頑張っても、33センチなんだ。
「ただ倒れただけじゃない!」のねこ娘の言葉に笑った。
しかし、何で二人三脚がねずみ男&ねこ娘のコンビなんだー。鬼太郎&ねこ娘ならもっと萌えたんですけど。(笑)密着が。
この二人のやり取り(痴話喧嘩?)を聞いていると、本当は仲がいいんじゃないかと思ってしまうよ。
ああ、あと原作でねこ娘の代わりっぽい猫子ちゃんも混じっていましたね。からし入りのおはぎを食べてたらこ唇になったねずみ男が可笑しい。

あとで分かったことですが、実は雨ふり小僧が雨を降らすことの代償は、正光くんの魂でした。正光くんも仰天ですよ。
そんな大事なことは約束したときに言っておいてくれ。
鬼太郎達とその仲間の助力で、正光くんの誘拐を何とか阻止。
知らなかったから、ということで、何とか約束を反故してもらいました。
雨ふり小僧も急に物わかりが良くなりましたね。どうも彼の顔はおばさんっぽいと思ってしまう。
「運動会は誰が一番ということではなく、楽しむことが大事」ということを妖怪達に教わり、運動会が前ほど嫌じゃなくなった正光くんでした。

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