第41話 つけもの妖怪 ほうこう!

なんだか凄く面白かったですーー。(^▽^)
丁度文庫版の原作を読み始めて、元ネタの話との違いを楽しめたせいでしょうか。
だって、原作だと冒頭からねずみ男が馬に乗る鬼太郎を棍棒で叩き落して、そのまま馬を奪って逃げていましたから。(笑)
怪しげな男に呼び止められたねずみ男は、彼から新たな商売を持ちかけられます。
商売って言っても、近所の畑から大根を泥棒して、それを漬物にして売るだけなんですが。その男が妙に漬物を漬けるのが上手いんですよ。
その男の言うところによると、鬼太郎の妖怪エキスを少し加えれば、さらに漬物が美味しくなるらしい。
ねずみ男は彼の言うことに従い、鬼太郎を呼びつけます。しかし、男はやってきた鬼太郎に突然攻撃をしかける。
実は彼の正体は漬物好きの妖怪ほうこう。鬼太郎の体を溶かして漬物に混ぜ、食べてしまおうと考えていたのです。
毒の仕込んだほうこうの歯でかすり傷を負った鬼太郎は、そのまま倒れて漬物にされてしまいます。
何とか逃げ出したねずみ男は、後からやってきた一反もめんと子なきに事情を話し、助けに行きますが今度は子なきが捕まり漬物石に!!

砂かけと共に対策を練るものの、ほうこうと名乗る妖怪の正体が分からない。
とりあえず、外で焚き火をして火事と見せかけ、まずはほうこうを家から追い出しますよ。
名前を呼んでそれに答えれば封じられるツボに何とかほうこうを捕まえたものの、焚き火が本物の火事になり、漬物樽のある家が全焼。
石になった子なきを救出すると、鬼太郎は下で灰になっているという。鬼太郎―。(涙)今回、目玉の親父は泣いてばかりです。
砂かけが鬼太郎の体があったと思われる場所に命の水を振り掛けます。少しでも鬼太郎の体にかかれば生命力がアップして復活できるらしい。
しかし、話はそう簡単に進まず、ツボの割れ目からほうこうが飛び出して攻撃を仕掛けてきました。
火ほうこう、水ほうこう、地ほうこう、風ほうこうと、本体は4人いてそれぞれ属性が違うらしい。

鬼太郎の復活を促すために、砂かけと子なきが決死の覚悟で妖気を鬼太郎に注ぎ込みますよ。
このときの砂かけがもう、鬼太郎の本当にマミーのようでした。わしはどうなってもいいから、鬼太郎だけは、という感じで。(涙)愛されてるなぁ、鬼太郎。
そしてもう駄目かというときに、ようやく鬼太郎が蘇り、ほうこうの属性の弱点をついてやっつけてくれました。
ほうこうの正体は、2千年以上生きた巨木だったそうです。
それにしても原作のねずみ男の「鬼太郎、お願いだ、骨になっていてくれ」が印象的だっただけに、アニメのねずみ男は良い奴だよなぁと思ってしまう。

 

 

第42話 がんぎ小僧とねずみ男!

ねずみ男が『男はつらいよ』の寅さん風の格好をしていますよ。妖怪の声が入ったカセットテープを売り歩いているし。売れていないけど。(笑)
そして、旅の途中で会ったがんぎ小僧と、面識があるらしい。
昔、握り飯を半分分けてもらったことに恩義を感じ、がんぎ小僧はねずみ男を「アニキ」と慕っているようです。
ね、ねずみ男がそんなことするんだー。原作での弱った鬼太郎にビンタをした上に、つばを吐きかけ、蹴飛ばしたねずみ男を知っているだけに、驚いてしまう。(^_^;)彼は貧乏人と力のない人間は大嫌いだと豪語していたような。
どうやらがんぎ小僧は天涯孤独な身の上なので、情を大切にして生きているいるようですよ。
以前世話になったという河童の村に行くがんぎ小僧に付いていったねずみ男ですが、そこで河童達の闘争に巻き込まれてしまいます。
これまた任侠の世界のような感じ。一目入道一家が平和な河童村を荒らしていると聞けば、がんぎ小僧も黙っていられません。

妖怪の騒動と聞けば、ねずみ男は自称舎弟の鬼太郎を手紙で呼びつけます。
いつに無く強気な態度のねずみ男の手紙を怪訝に思いながらも、河童村に向かう鬼太郎。途中で一目入道一家に襲われ、怪我をしてしまいますよ。
途中、がんぎ小僧が入道一家に捕まったり、ねずみ男が助けに行ったり、鬼太郎が河童村の人々と駆けつけたり、いろいろありますが、最後にはねずみ男をかばったがんぎ小僧が死んでしまって・・・・。(涙)憧れていた鬼太郎に会えたってのに。
私は見ていないのですが、皿小僧の歌が入ったカセットテープで時間を巻き戻せばがんぎ小僧が死ぬ前に戻れることを思いつくねずみ小僧。
そしてラストは冒頭のシーンに戻るんですが、これではまた同じことの繰り返しで、最終的にがんぎ小僧が死ぬ運命は変らないんじゃあ・・・とか思ってしまった。
むしろ、ねずみ男のつてで鬼太郎がやってこない未来なので、河童村全滅なのでは。

 

 

第43話 反乱!妖怪化けぞうり

土蔵を取り壊すため、中にあった古道具を捨てようとした人間達に、道具達が復讐する話です。
古道具はねずみ男が1000円で買い取ったんですが、箪笥一つしか売れず、それも1000円。ただ働きです。
その箪笥の中にあった草履の片割れが化けぞうりとなって、他の古道具達を先導しだした様子。捨てようとしたねずみ男も働かされています。
すったもんだの末に、草履はシンヤくんのおじいさんが天国に行くために履かれて大団円。
でも、他の古道具はやっぱり捨てられちゃうんですかね。そう思うと寂しいラスト。でも、いくら大事に使っても捨てるときはいつか来るものですし・・・・。それまで大切に扱おうってことでしょうか。
鬼太郎のゲタを履いたねずみ男が強くて凄かったです。あのゲタがあれば、ねずみ男でも活躍できるんだ。(笑)
でも、先祖伝来のゲタ、ちゃんと鬼太郎を守ろうとしていて偉いです。
ねこ娘が全然出てこないので、段々テンション下がってきている。

 

 

第44話 西洋悪魔・べリアル!

その昔、黒船と共にやってきた栄養、いえ、西洋悪魔のベリアルは日本の妖怪達を征服して王様になろうとしていました。
しかし、察知した日本の妖怪、カラス天狗に力を封印され140年も普通の人間として生きてきたらしい。
そして、大事な封印をいつもの通りねずみ男が解いてしまうんですねぇ。この男は、何度ひどい目にあっても懲りませんね。(^_^;)
復活したベリアルはさっそく油断していたカラス天狗に復讐を。魔方陣らしきものを描いて封じてしまいましたよ。
それを見ていてねずみ男は鬼太郎のもとへ急行。調べで犯人はベリアルと分かり、力の封印を解いたのがねずみ男だということもバレてしまいますよ。
慌ててベリアルの妖気を追う鬼太郎達ですが、なんとベリアルは砂かけが経営する妖怪アパートに向かっている。確かに、あそこには日本の妖怪が大勢住んでいますよ。
「ねこ娘が危ないーー!!!」(←キタネコ好きーとしての心の叫び)
先回りしてみんなにベリアルのことを知らせるものの、すぐにベリアルはやってきてしまいます。

雷を落としてアパートにいる妖怪達を威嚇するベリアル。
倒れ掛かるアパートをぬりかべが何とか支えるものの、ベリアルは目や鼻や手や足をバラバラにして、百倍にした物体がアパートを襲いますよ。どんな魔術だ、これは。もはや魔法でも何でもないような。
このままではみんなが危ない、ということで、外に飛び出して百個あるうちの本物の一つを攻撃しようとする鬼太郎。無理でしょうー。
キタネコ好きーとしては、「ねこ娘、父さんを頼む!」のあたりで萌えるはずです。ご指名!!
ねずみ男が窓の外に見えるベリアルの目玉の一つに屁をぶつけると、急にベリアルが苦しみだしました。
そして、苦しんでいるうちの一つが本物ということで、鬼太郎が髪の毛針で攻撃してやっつけて終了。カラス天狗も無事に救出できて良かったですよ。

ベリアルは日本にやってきたばかりに散々ですね。西洋でそれなりの権力があったのなら、わざわざこっちに来なくて良かったのに。
いや、実は西洋の方でもないがしろにされていて、日本の弱い妖怪達なら言いなりになると思って来たのかしら??
原作の足りない部分を上手く補って話を作っているなぁという印象でした。

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