53話 霊園行・幽霊電車!

9巻のあとにこれを借りたもので、鬼太郎が人間を懲らしめる内容が続いてしまった感じ。
幽霊の存在を信じない大人二人が、酔っ払って鬼太郎を殴ってしまったために、非常に怖い体験をする話です。
関係ないですが、この二人組の声が今は亡き塩沢兼人さんだったり、個人的に好きな飛田展男さんだったりして、見応えがありました。(笑)
塩沢さんは二枚目より三枚目をやっているときの方が好きかも。『陽あたり良好!』の美樹本が印象的・・・。
珍しく目玉の親父が留守で、ひもじい生活をしている鬼太郎にねずみ男が町でご馳走してくれましたよ。
「何か裏があるんじゃあ」と疑いつつも付いていく鬼太郎が可愛いです。ねずみ男、たまにいい奴なんですよね。
二人組が妖怪シールを破るところを目撃し、ねずみ男が激怒です。シールの柄がねずみ男ですし。
これはおりたたみ入道のときに売っていたやつか。本当に馬鹿売れしたのね。
そして、駅員に扮した鬼太郎に墓場行きの切符を買わされ、幽霊電車に乗ってしまう二人組・・・・。一緒に乗っているのは死人ばかり。ひーーーー。
駅名がまた恐ろしい。「臨終」「火葬場」「骨壷」最後が「墓場」ですよー。
原作にわりと忠実な話でした。

 

 

54話 妖怪邪魅とガマ仙人!

「助けて欲しい」という手紙をもらい目玉の親父と共に向かった鬼太郎は、蛙に懇願されて何か注連縄の付いている岩を動かしてしまいました。
すると、鬼太郎の体が蛙化、そして妖怪邪魅が復活してしまいます。
実はあの注連縄のついた岩はガマ仙人が邪魅を封印していたものだったのです。
蛙になった鬼太郎と目玉の親父が二人がかりで岩を元に戻そうとしますが、重くて無理です。ペチペチ岩を叩いている蛙鬼太郎がラブリーな・・・。
目玉の親父の懇願により、目玉の親父が代わりに蛙になり、鬼太郎はもとに戻りますが邪魅によって邪気を吸い込まされてしまいました。
おおお、邪魅、鬼太郎を押し倒しておりますよ!!!毒気を吸い込むって、もしやチューか、チューしたのか。羨ましい。
邪魅によって心を歪められ、悪人にされた鬼太郎は悪いことをしたくてたまりません。蛙になって目玉の親父を踏みつぶしたりします。
ナオミ、いや、鬼太郎、そんな声まで変わって!!
実はこれらの計画は邪魅が立てたものではなく、ぬらりひょんの入れ知恵だったようです。

ねずみ男が金の無心をしていた銀行に、鬼太郎が入ってきました。
金と無縁の鬼太郎とこうした場所で会ったことを不審に思ったねずみ男ですが、鬼太郎は何と受付の台に上って言います。
「金出しな!!」
き、鬼太郎―――――――――。ねずみ男もびっくりだよ。
札束の入った袋を引きずって歩く鬼太郎が、仲間になろうと言い寄ってきたねずみ男を邪険にする様子もいい。(笑)
さらには現金輸送車の金を強奪する鬼太郎。人間相手に髪の毛針やリモコン下駄、チャンチャンコを使いとことん外道!極悪非道針千本です。ここまでやってくれると、むしろ清々しい!!(^_^;)
お金は鬼太郎から邪魅、ぬらりひょんに渡りますが、何が何だか分からないなりにお金を狙うねずみ男。

子供が銀行強盗をしたニュースは町を駆けめぐります。焼き芋を食べながら街を歩いていたねこ娘も仰天です。
烏に鬼太郎の行方を聞き、後を追いかけた砂かけ婆、子なき爺、ねこ娘は蛙になった目玉の親父と合流。事情を聞いて、再度邪魅を封印するため、ガマ仙人のいる森を目指します。
誤って蛙を踏んじゃったねこ娘がちゃんと体を拭いてあげているところがよい子ですv
彼らがガマ仙人のところへ行ったことを知ると、邪魅&鬼太郎も追いかけてきましたよ。
うう、鬼太郎・・・・ねこ娘の呼びかけでも元に戻らないとは・・・・。(涙)「鬼太郎、私よ!」と必死なねこ娘。
砂かけ達は鬼太郎相手だと戦えないし、戦ったとしても鬼太郎にはかなわないし、まさに邪魅は無敵の下僕を手に入れました。

目玉の親父が単身ガマ仙人の住処に入り、遠くから心配げに見守る砂かけ達。後から到着した鬼太郎達が出入り口を封鎖し、かなり追い詰められています。
こんなときになんですが、「どうしよう、ヤバイよ」のねこ娘の声がラブリー。
中に入った鬼太郎が異次元の森でガマ仙人に拘束され、代わりにガマ仙人が鬼太郎のチャンチャンコを来て外に出てきましたよ。
何故!!何故みんなあれを鬼太郎だと思ってしまうの!!!(笑)
「随分と老けたな」って、老けすぎだよ!!ガマ仙人白髪のままだし、どう見てもおじーちゃんの変装なのに!!
邪魅はあんまり疑っていないし、「一体どうなっておるんじゃ」「あれ本当に鬼太郎なの!?」と、ねこ娘の目でも鬼太郎に見えているらしい。おいおい。
あの姿の鬼太郎でも愛せたら、ねこ娘の気持ちは本物だと思います。
そうこうするうちに、ガマ仙人の家が外から邪魅に燃やされ、中にいる鬼太郎&目玉の親父が危険な状態に!!
ガマ仙人が封印の石を元に戻したことで再び邪魅が蛙に戻り、鬼太郎達は火の中から脱出し、何とか難を逃れます。
今度は蛙になった邪魅をガマ仙人が見張っていてくれるそうです。最初からそうしてくれていれば・・・・・。いえ。

ぬらりひょんの手に渡ったお金はねずみ男が奪い取り、最期は鬼太郎の手に戻って、銀行に返しに行きました。
その気はないのに、鬼太郎の役に立っているねずみ男。しかも、新聞の記事からは彼が銀行強盗の首謀者となっている様子。さすがに、子供の単独犯とは思わないだろうからなぁ。
逃げてしまったぬらりひょんのその後が気になります・・・・。
いやあ、今回は本当に笑わせて頂きました。

 

 

55話 座敷童子と妖怪後神!

水木先生の座敷童子は私のイメージするものと随分違っていました。
何となく、おかっぱ頭で着物を着ている女の子って感じだったんですが・・・・。
水木版の座敷童子は男の子っぽいですよね。風呂敷みたいな柄の服を着ているし。声はまるちゃんの同級生のはまじですよ!!(スヌーピー好きの柏倉さん!)
しかし、この座敷童子が可愛く見えてくるから不思議です。
何とか人間役に立ちたいと思うのだけれど、人間達は座敷童子を見ると怖がって逃げてしまいます。
そんな中、ねずみ男が協力して新たな住人が見つかりました。
両親と男の子、女の子の4人家族。お父さんが工場をつぶして貧乏なため、福を授けてくれる座敷童子に頼りたかったらしい。
人が来てくれたことが嬉しくて、家の掃除から繕いもの、庭の葉を集めて焼き芋を作ったりと、せわしなく働く座敷童子。
か、可愛い、可愛すぎる!!!どんなに怖がられても、人間のために一生懸命なあたりが健気です。
そのうち下の子供のホタルちゃんと友達になり、幸せな座敷童子でしたが、お父さんの買ってきたサボテンに悪い妖怪が!
家族が次々とサボテンの餌食になって飲み込まれてしまいます。妖気を感じて急行すると、まさにホタルちゃんが襲われているところでした。

敵はサボテン妖怪と、座敷童子とは逆に人間を不幸にする後神です。
後神が優勢な影の世界に取り込まれ、ピンチの鬼太郎!!うおおーー、ホタルちゃん、鬼太郎に抱きついた上に、お姫様だっこされていますよ。羨ましい!
しかし影の世界では鬼太郎の攻撃が後髪に効きません。き、鬼太郎がやられてしまう!
助けてくれたのは、先にサボテンに飲み込まれていた座敷童子でした。さすが妖怪、簡単には死なないのね。
彼が体の中で暴れたためサボテン妖怪が苦しみだし、周りを囲む世界が崩れていきます。
砂かけ達がつるべ火を集めたり、懐中電灯を持ち込んで、周りを煌々と照らしたために影の世界が壊れたらしい。後神の弱点は光なため、ひとたまりもありません。
壺の中に封印されて終了です。
座敷童子と一緒にあの一家も幸せになってくれるといいですが。
しかし、現実の世界でも、座敷童子が「幸せにしたい」と思えるような家族になるのが理想ですね。
ああ、ねずみ男が「子供の前で喧嘩はいけないよ」と親を注意するところが、まともなことも言うのだなぁと感心しました。

 

 

56話 水変化!妖怪水虎

子供達が洞窟に封印されていた水虎の入った壺を開けてしまったため、村では雪崩の被害が相次ぎます。
その頃、鬼太郎親子は温泉にのんびり浸かっていましたよ。
目玉の親父がはしゃいで温泉を泳ぎ回り、鬼太郎が笑ってたしなめているあたりが、親子の立場が逆転している感じ。
人里離れた鄙びた場所かと思いきや、ちゃんと温泉付きの旅館に泊まっているようです。しゅ、宿泊費はどこから捻出したのかしら!??
自分の悪戯のために、水虎が復活したことを悔いる登くん。彼が水虎について書かれた封印の書を持っているため、水虎に狙われています。
偶然橋の上で会ったねずみ男も巻き込まれますが、何の役にも立ちませんよ。むしろ、子供の後ろに隠れています。(^_^;)
水が本体の水虎には普通に攻撃をしてもダメージを与えられず、苦戦する鬼太郎。水虎の女房の封印を解けば、さらに力は強まるようです。
・・・・あの、封印の書の巻物なんですが、随分昔に書かれたようで筆が達筆すぎて読めない。登くんはよく読めたな。
電線を使ってなんとか撃退したものの、水虎の女房の場所も知られてしまいました。

登くんは自分のせいだからと、川の水をせき止める作業をする父の手伝いに向かいます。
鬼太郎が早く水虎を退治しないと、ダムが決壊して大変なことに。
もう駄目かと思われたときに登場するぬりかべが、何とも頼もしい。「ぬりかべ〜〜、かべ!」の「かべ」の部分の言い方が可愛かった。(笑)
子なき爺も駆けつけ、どうやらねずみ男が彼らを呼んできたようです。逃げたんじゃなかったのか!!(驚)凄いぞねずみ男。
一方、鬼太郎も完全体になった水虎相手に逃げることしか出来ません。
水の中に落ちてやられたかと思いきや、湖ごと水虎を凍らせてしまいました。どうやらただ逃げていたわけではなく、エネルギーをためていたんですね。
「何でお前は凍らなかったんじゃ?」の目玉の親父に「僕は父さんの子供ですよ」と笑う鬼太郎。
そこは「幽霊族は体温がいくら下がっても平気」とちゃんと説明してくれないと、分からない視聴者もいるのでは・・・・。
反省する登くんに対して、「失敗は誰でもする。その後、どう行動するかが大事なんだ」とお父さんが良いこと言っていますよ!
全然関係ないですが、水虎が「女房と合体」と言ったときに『釣りバカ日誌』が頭に浮かんだ私は駄目な大人です。

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