57話 吸血鬼エリート!

ちゃんとエリートの登場シーンに「声:佐野史郎」って書いてあるのが丁寧ですね。彼は鬼太郎ファンらしい。
巷を騒がせている美女の誘拐は、吸血鬼エリートの仕業のようです。
美しく、頭もいい彼女達の血を吸い、エリート吸血鬼から、超エリート吸血鬼に変化するのが彼の目的。・・・・その違いは。
1000年かかって世界中99人の美女達の血を吸い、100人目でその超エリート吸血鬼になれるそうです。
全ての生命を自由に操るとか、凄い設定が。
なにやら妹がいて、彼女を自分と同じエリート吸血鬼するのが彼の望みらしい。
どんなに悪い奴でも、弟妹や動物を大事にしているキャラはいい人に見えるものですね。

さるお嬢様の護衛を頼まれた鬼太郎ですが、ねずみ男がエリートの手下になったことで、あっさりと彼女を攫われてしまいます。
しかも、その時ねずみ男に髪の毛を数本奪われてしまいましたよ。
どうやら、体の一部をオタマジャクシに食べさせて譜面を作り、その曲をギターでつま弾くと相手を思い通り操れるそうです。
ああ、それでお嬢様はあっさりエリートに付いていってしまったのね。
そして操られる鬼太郎は、エリートの屋敷から崖の下に落ちてしまいました。この崖がくせもので、一度落ちるとはい上がれないのです。
さらに、砂に埋まった人骨を発見。このときのねずみ男の驚きようが凄かった!(^_^;)
どうやら砂は体を溶かす作用があるらしいです。どうすりゃいいのよ。

頼りになる目玉の親父が、日頃鬼太郎と親交のあった黄金虫や甲虫に頼み、ロープを下ろしてくれて脱出。
崩れた屋敷からお嬢様を助け出し、エリートは願いを叶えられずに落下していきました。
彼が元の蝙蝠に戻るのと同時に骨になった美女達が元に戻るところが、凄いハッピーエンドですね。
エリートは蝙蝠になっただけで死ななかったですし、妹も無事だったようで、ご都合とはいえ良い終わり方だった。
・・・・佐野史郎の歌が耳から離れない。皿小僧の歌とか、あずきとぎの歌とか、印象的なものが多いですね。

 

 

58話 冷凍妖怪・雪ん子!

妖怪ポストに入っていた手紙を勝手に見たねずみ男が、鬼太郎に代わって依頼主のいる銀雪山温泉に行くところから始まります。
ねずみ男は事件を解決する気はなく、ただ温泉に入って食べたり飲んだりしてくつろぎたいだけなんですけど。
温泉の人々はみんなねずみ男を鬼太郎だと信じて歓迎していますよ。
途中、雪道でアイスキャンディーを売る雪ん子に会ったねずみ男は「どうせ売るなら、マッチか肉まんにしろ!」と怒ります。マッチ・・・マッチ売りの少女か。
しかし、ねずみ男、雪山なのに裸足だし、寒いのは当たり前だよなぁ・・・・。
ねずみ男にコンパニオンを呼べと言われて、コンパスを持ってくる少年とのやりとりがほのぼのです。(笑)

雪山で人が失踪する事件なんですが、落ちていたアイスキャンディーの棒から、ねずみ男は犯人は雪ん子だと確信します。
自分より立場の弱い相手と分かれば、俄然やる気の出てくるねずみ男。
雪ん子捕縛のため、山の中に入っていきますが逆にキャンディーを食べさせられて凍ってしまいました。
2通目の手紙を受け取って温泉へと向かった鬼太郎親子&ねこ娘は、そこでねずみ男が鬼太郎の名を語っていたことを知ります。
夜中に響くアイスキャンディー売りの声を聞き、寝床から抜け出してあとをつける鬼太郎。
このとき「あれ、ねこ娘は隣りに寝てないの!?」と本気で不思議に思ったキタネコ好きーの私・・・・。
氷の洞窟に閉じ込められた鬼太郎は、雪男と雪女に凍らされてしまいましたよー!!

3日経っても戻ってこない鬼太郎を心配する目玉の親父&ねこ娘。ちゃんと屋根の雪を下ろすお手伝いをしているあたりが、いい子vv
一反もめんとぬりかべの助っ人コンビも到着。爺と婆は年寄りなので、雪国まで来てくれませんでした。リアルだな。(^_^;)
そして捕まった鬼太郎ですが、雪ん子は彼を助けようとします。
どうやら今まで失踪した人達は、山で動物を沢山殺してきた猟師らしい。ねずみ男も悪い奴だからついでに捕まえたらしい。(笑)
ねずみ男のことを訊ねる鬼太郎が物真似をするんですが、それがねずみ男にそっくりだった。
そのうち、雪ん子の母親である雪女に気づかれ、鬼太郎VS雪女の戦いに!!
「やめてーー!!」と叫ぶ雪ん子ですが、鬼太郎、問答無用です。ため込んでいた妖怪エネルギーを口から発してさっさと雪女を退治します。

お、鬼やーーーーー!!鬼の子やーーーー!!!( ̄□ ̄;)

以前、河童の村を救いに行ったときは、河童の子供達の声を聞いて彼らの親を攻撃しなかったのに。やはり人間&ねずみ男が人質になっているからか。
わたくし、追いすがる雪ん子の手を冷たく振り払う鬼太郎の姿に、愕然としました・・・・・。助けてくれようとしたのにー。鬼太郎、容赦なし!
素の鬼太郎って、こんなに冷たい印象なのか。
さらには雪男を溶かして、雪ん子まで犠牲に。き、鬼太郎――。洞窟の奥にある秘密の抜け穴のことまで教えてくれたってのに。
「有難う、雪ん子・・・」じゃないですよ。何をさわやかなモノローグで終わらせようとしているのか。(^_^;)

氷にされていた人々を救って、外へと出てきた鬼太郎達。
なだれに巻き込まれた人々も、ぬりかべのおかげで助かっていました。
雪ん子達は死んでいなかったようで、鬼太郎の仰天の行動も何とか納得。
スレた鬼太郎でも、いい子の鬼太郎でも、どちらでも好きなんですけどね。可愛いから許す!
いや、鬼太郎を怒らせると怖いってことがよく分かりました・・・。おおお。(恐)

 

 

59話 妖怪オバリヨン!

小さい頃、妹の幸美ちゃんを妖怪に殺されたことが心の傷となっているお母さん。
今度は、娘の真奈美ちゃんの前に妖怪が現れたようです。また妖怪が危害を加えるのではないかと怯えます。
ですが、これには事情があったようです。
妖怪オバリヨンは悪い妖怪ではなく、むしろ幸美ちゃんを助けようとしていたらしい。
しかし、すでに決められていた死の運命には逆らえず、オバリヨンの目の前で死んでしまった幸美ちゃん・・・。本当にあんまりだよー!!
いわな坊主のおかげで、幸美ちゃんと一日だけ子供の時に戻って遊ぶことのできたお母さん。
泣きました。もうこの話によけいな感想はいらない。ただ、見て感じて欲しいですね。
「幸美と離れることが何よりも辛かった。それなのに、死んじゃうんだもの。楽しいこと何も知らないで、死んじゃうんだもの」のお母さんの台詞が胸に響きました。
最後は幸美ちゃんの笑顔が見られて、良かったです。

 

 

60話 ぬらりひょんの陰謀!

近頃事故が多いことを心配して海にやってきた鬼太郎でしたが、なんと溺れた人を発見。躊躇なく崖から飛び降りましたよ。おお!
ちゃんと水に入る前に下駄を脱いでいるところが律儀だな。
しかし、それは罠でした。半魚人に毒を吹きかけられて捕まってしまった鬼太郎。妖怪いかに食べられてしまいました。
半魚人に鬼太郎捕縛を依頼したのは、ぬらりひょんでした。
その妖怪いかに鬼太郎の妖力の詰まった妖怪真珠を作らせ、それを妖怪灯台の灯りとするらしい。どういう仕組みだか分かりませんが、それで世界中の妖怪が彼にひれ伏すそうです。
鬼太郎、妖怪いかと体が同化してしまったため、どうすることも出来ません。

10日も帰ってこない鬼太郎を心配して海に向かった目玉の親父、砂かけ婆、一反もめん、ねずみ男。
妖怪灯台を発見し、ぬらりひょん達の陰謀を察知します。
砂かけ婆が妖怪真珠に鬼太郎の妖気を感じ取ったんですが、鬼太郎の仲間達の間で一番妖力が強いって本当だったのね。
その頃、妖怪いかとなった鬼太郎は、「父さんの気配がする。父さんが近くにいるんだ」って必死に泳いでいます。こんなときでも「父さん、父さん」どれだけラブラブ親子なんだ!(笑)
ねずみ男のいつもの裏切りにより、捕まってしまった目玉の親父達。一人、助かった一反もめんが海に向かって呼びかけますよ。
リモコン下駄を頭に載せている一反もめんが可愛かったです。その後、目玉の親父と一緒に籠に入れられますが・・・。

一反もめんの言葉で目玉の親父がぬらりひょんに捕まったことを知った鬼太郎は、妖怪灯台に急ぎます。
しかし、ぬらりひょんに一刀両断されてしまいますよ。ひーーー!!
褒美をねだる半魚人まで一緒に切り倒すぬらりひょん。外道!!この刀を振り回すぬらりひょんの動きが、どこか座頭市っぽい。杖に刀を仕込んでいるところとか。
「どうせ何もできまい」ということで、砂かけ婆達は見逃してくれるあたり、基準が分からない。
夜になっていよいよ妖怪灯台の点灯式が行われますが、生きていた半魚人が怒って妖怪真珠を奪ってしまいます。
そして、妖怪真珠が粉々になったことで、鬼太郎が力を取り戻し、ぬらりひょん達を退治しましたよ。
この鬼太郎の復活シーンがなんとも格好いい。水柱の上に立っていますよ。ディズニーのショーみたいだ。(ミッキーが乗ってる)
妖怪は死なないので、ぬらりひょんはまた鬼太郎への復讐を考えているようです。半魚人も生きているようで、良かった。
ねずみ男の変わり身の早さはいっそ清清しい・・・。ぬらりひょんと朱の盆のおとぼけコンビがなんだか好きです。(笑)
しかし、ぬらりひょんというと、パタリロのぬらりひょん攻撃を思い出す。「ぬらり」で敵の攻撃を避けて「ひょん」で攻撃なんです。意外と強い。

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