海での遭難事故が相次ぎ、友吉くんの枕元には船乗りの父さんが現れました。 鬼太郎がチャンチャンコで竜巻を作って幽霊達を退けるんですが、今度は黒幕が現れましたよ。海和尚。海坊主じゃないのか。 |
78話 ぬらりひょんと蛇骨婆 やられたーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
今まで長々と見てきましたが、第4部の中で一番好きな話かもしれません。大興奮です。
予告からして、不安げなものでした。鬼太郎の失踪。ねこ娘の独白で「必ず帰ってくるよね」というものですよ。
冒頭は沈みこんでいる目玉の親父、ねこ娘、砂かけ婆、子なき爺。
鬼太郎が「でかけてきます 必ず帰ります 鬼太郎」という置手紙を残していなくなって3日が経っているらしい。
あの鬼太郎が、目玉の親父さんにも告げずにそんなに長い間留守にするなんて!!!(驚愕)
筆で書かれていましたが、鬼太郎、字が上手だな。
そんなときに、ねずみ男が香典目当てで鬼太郎の葬儀を行うとかなんとか・・・・・。
アホかーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
鬼太郎はまだ死んでない、はずですよ。当然、ねこ娘に引っかかれまくりです。
彼の知り合いのオペラ歌手(そんな職業で本当にねずみ男の知り合いなのか)が鬼太郎とぬらりひょんが一緒に歩いているところを見たらしく、鬼太郎ファミリーは現場に向かいます。
しつこく葬儀の件を出してねこ娘に引っかかれるあたり、ねずみ男も懲りないな。蛇骨婆の祠に案内されましたが、鬼太郎の気配はありませんでした。
そこに、わざとらしく登場するぬらりひょん。鬼太郎はあの世にいると言われ、皆も興奮です。
どうやら鬼太郎は「改心する」と言ったぬらりひょんに騙され、妖怪を封印するために作られたという古代岩のある場所に、妖怪コンクリートで埋められたようです。
この、コンクリートに霊力を奪われつつ沈んでいく鬼太郎の描写が、めちゃくちゃホラーーーー。怖いーーー!!
子供が見たら泣くよ、絶対。
ぬらりひょんと蛇骨婆が犯人だったのね。
隠れ家に潜んで3日、鬼太郎の死を確信し、蛇骨婆は人間の魂を食べに出かけようとします。
すると、どこからともなく下駄の音が・・・・・・・・・。
ぬらりひょんと朱の盆、蛇骨婆は怯えまくりです。人間なら分かりますが、あんた達、妖怪なのに、怖がりすぎでは。ただの下駄を相手に、家まで燃やして。
それだけ鬼太郎を恐れているってことなんでしょうね。戸を開けると鬼太郎の姿はなく、下駄だけが動いているようです。
始末しようとしますが、下駄は逃げていきますよ。鬼太郎が生きているから、下駄はああも自在に動くのではないかと思う蛇骨婆。
彼女の口から、鬼太郎の生まれたときのことが語られますよ。母親が病で死んで、その後、墓の中から自力で生まれ出た鬼太郎。
原作好きーにはおなじみの場面ですが、アニメで見るとまた感慨深い。
一度墓から蘇っているのだから、鬼太郎はまた同じように生き返るのではいかと推測します。
下駄を封印しようとして、蛇骨婆を封じてしまったぬらりひょんは、鬼太郎の生死を確かめるため墓に向かいました。
そこに変化はありませんでしたよ。
喜ぶぬらりひょんですが、朱の盆の顔色は冴えません。
そして、墓の周りを囲んでいた古代岩が突然倒れ始めます。驚いて逃げようとしたぬらりひょんですが、彼の足を掴む手が!!
鬼太郎ーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!
ここの映像がまた、凄い。パシッと掴んだと思った瞬間、無音になり、ぎょろりとした鬼太郎の目が見えたところで「ひぃーー」って感じ。妖怪コンクリートの力を逆に吸い取り、復活するまでに3日もかかったそうです。
ぬらりひょんと朱の盆をコンクリートの中に引きずり込み、自分は脱出です。
「暫くの間、そこで頭を冷やすんだな」の鬼太郎から、なんだか常ならぬ冷たさを感じて、しびれました。
好きだ、鬼太郎ーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
もう本当、この回で心底鬼太郎に惚れ直しましたよ。好き。
ラストは「ただいま」と家に戻る鬼太郎。皆、嬉しそう。
ねこ娘の「お帰り」で物語を締めるところが、なんとも最高でした。絵がなくて声だけなのが、またいろいろ想像できていい。
この回、鬼太郎ファミリーの出番は少なくて、ぬらりひょん達が怯えている描写の方が断然多かったんですが、雰囲気がおどろおどろしていて凄く日本のホラーな雰囲気を伝えていました。
全体的に、姿は見えないのに音や気配で鬼太郎を感じるところが、不気味。
ぬらりひょん役の人、迫真の演技だったなぁ。
ああ、面白かったーーーーーーーーーーーーーーー!!!
見終わってすぐテープ巻き戻してまた見返したのは、この話だけです。いや、第4部、今まで見てきて良かった。
79話 中国妖怪襲来!(前編) 中国妖怪達が日本に攻めてきました。やり方が巧妙で、親切面で日本の妖怪に近づき、怪しげな丸薬を飲ませて、反物にしてしまうというもの。
そして妖怪反物を人間達に売りさばき、その反物で作った着物を着た人間達は中国妖怪の家来になってしまうんですよ。
すでにぬりかべや砂かけが反物に。丸毛から連絡を受けた鬼太郎達はさっそく日本の妖怪達に召集をかけます。
肩や頭に目玉の親父&丸毛をのせているねこ娘が妙にラブリー。
敵の根城の偵察に行った鬼太郎は、さっそく中国妖怪、チーと対峙することに。じーさんなのにやたら強くて、鬼太郎も押されぎみですよ!カンフー対決になっている!!
ねこ娘がやたら好戦的で、中国妖怪をやっつける気満々ですよ。しかし、鬼太郎を除くとショボイ妖怪ばかり。
「お前なんかキーキー言って引っ掻くことしか出来ないくせに」などとねずみ男が暴言を。「あんただってくさいオナラしか武器がないじゃない」と仲間内で喧嘩していますよ。
さっそくねずみ男は攻勢と見た中国妖怪に加担することに・・・・。
彼の誘導で、日本の妖怪達はまんまと落とし穴の罠にかかってしまいました。
ねこ娘が横穴を作って脱出し、ついに攻撃に転じます。おお、みんな、なかなか頑張っているぞ!その頃、鬼太郎とチーの間で「おまえの動きは見えている」とか、格闘漫画のような台詞が繰り返されています。そのわりに、鬼太郎やられてばかりですが・・・。かかと落としで建物の外に放り出されました。
これがまた痛々しくて・・・・・・・・。落下中に屋根に頭をぶつけて、体を地面に叩きつけられていますよ。
目玉の親父に対して「大丈夫です」って言う鬼太郎ですが、全然大丈夫そうに見えないよ!!!無理すんな!
皆頑張っていますが、チーにはかないません。さらに、チーが他の中国妖怪達に力を分け与え、強くなってしまいました。そして、日本の妖怪達は次々と反物にされ、撤退を余儀なくされることに。
チーの家来となった人間達に囲まれた鬼太郎は、彼らを攻撃できずに、ついに反物にされてしまいましたよ。鬼太郎ーーー。
80話 中国妖怪襲来!(後編) 反物になってもさすがに鬼太郎。念力で目玉の親父にSOSのサインを出します。親子愛。
鬼太郎の声を聞き、丸毛と一緒に反物のしまわれている部屋へ急行する目玉の親父。
なんとそこではねずみ男が見張りをしていました。
すげなく追い返そうとしますが、目玉の親父が宝をあげると言うと、興味を引かれたようです。この守銭奴めーー。
チーに発見されましたが、ねずみ男のくさい息とおならのおかげで鬼太郎の反物と一緒に脱出ですよ。たまには役にたつなー。
しかし、鬼太郎を反物から元に戻す方法が分かりません。同じ中国からやってきた妖怪、井戸仙人にその方法を聞きだします。この井戸仙人、凄い面相なんですが、とぼけたキャラクターがいいなぁ。
鬼太郎が復活するには水に浸して乾かすって、凄い方法です。どうやらチーは九尾の狐の末裔らしい。昔、彼の姉が日本で封印されたのを恨みに思っている様子鬼太郎がいないというのに、チーの命令で中国妖怪がせめてきました。ひーー。
おお、火の攻撃を受けていると、夜行さんが車で駆けつけてくれました。どうやらチーの作った物は全部紙で出来ているらしい。火に弱いんですね。
チーが本性を出し、九尾の狐の姿の変化。間一髪で鬼太郎が復活し、駆けつけました。
井戸仙人の作った妖怪石鹸水の力で反物にされた妖怪達がもとに戻り、人間達も正気に戻りました。
そして、鬼太郎対チーの戦いに。なんだかチーは体を変化させて、仲間達が次々飲み込まれていきますよ!
危ういところで、ねずみ男が隠し持っていた妖怪を反物に変える丸薬で、チーは反物になってしまいました。自分の妖術に自分がかかってしまうとは・・・・。
反物になったチーは井戸仙人が引き取ってくれるそうです。
そして、目玉の親父から宝物の話を聞きだそうとすると、彼の宝物とは鬼太郎であることが発覚。なんてほのぼのしたオチなんだー!
がっかりするねずみ男。私なら絶対にもらっておくぞ!!!もったいない!