小学生の健太くんは、幼い妹と弟の面倒を見るため、夏休みでも自由な時間はありません。お母さんがいないみたいですね。 |
82話 古代妖怪・大首! 「王国の再興のために」とか何とか、怪我人を連れて山に逃げ込んだ女の人が、武器を持って敵に向かっていきましたよ。
えっ、これ、日本??昔の回想場面にしても、「王国」の時代なんてあっただろうか。
そして時は流れて現代。腹ペコのねずみ男が魚釣りをしています。しかし、吊り上げたのは魚ではなく、頭蓋骨でした。
明日はわが身ということで、ねんごろに葬るねずみ男。
いいのか、それで。「殺人事件だー」とか、警察に持っていかなくても。
その夜、人様のアパートにもぐりこんで勝手に寝ているねずみ男のところに、綺麗な女の人が尋ねてきました。ああ、冒頭で「王国」とか言っていた女の人ですよ。
どうやら頭蓋骨の持ち主らしく、手厚く葬ってくれたねずみ男にお礼に来たらしいです。コンビニで食料を仕入れたがらしいが、そのお金はどこから??
彼女にチューされてメロメロのねずみ男ですが、しっかりしろ!元は、あの骨だぞー!それから姿を見せなくなったねずみ男を心配するねこ娘。
鬼太郎じゃないですが、彼女がねずみ男を気にするなんて、意外だなぁ。もしかして、定期的に連絡を取り合っているんでしょうか。ねこ→ねずみちっく。
しかし、この回のキタネコは二人並んで水に足を浸して涼んでいたり、公園でブランコに乗っていたり、ラブラブっすv
ねずみ男の行方を調べるために交番へ行くと、家出をするはずのない人の失踪事件が相次いでいるらしい。
そして、先導している妖怪骨女は、なんとねずみ男をたぶらかしたあの美女。人間を誘拐して缶詰を作っていますよ。ねずみ男もいいように協力させられています。
しかし、生きた人間を缶詰に閉じ込めるって、あの大きさからいって1時間もしないうちに死んじゃいそうですよ。呼吸困難とか、体が縮まって変形して。邪魔な鬼太郎がやってこないうちに、骨女達が先手を打ちます。
ねずみ男の名前で、爆薬入りの缶詰を妖怪アパートに送りましたよ。
そして、彼女の思惑通りに、ねこ娘が缶詰を開けてドカンとなり、建物ごと大破。鬼太郎達は木っ端微塵にーーー。
鬼太郎を始末したからには、用無しとばかりに、骨女はねずみ男と人間入りの缶詰を根城の洞窟へと運びます。
2千年前、この場所には縄文王国があったそうですよ。缶詰は王様だった大首への捧げ物だったらしい。
妖怪になって生き延びて王国を再興しても、骨の体じゃ意味ないと思うんだけどなぁ。
いよいよ、ねずみ男が生け贄に捧げられるときに、一反もめんに乗った鬼太郎が助けにきましたよ。
ねずみ男からの贈り物を不審に思って用心していたため、爆発をしても皆無事だったようです。普段から信用ないからなぁ。ねこ娘のフェイントが良かった。
このときの爆風からねこ娘を守る鬼太郎とか、キタネコ、キタネコ!!さて、鬼太郎と骨女の対決ですが、大首の仲裁によりストップです。
王国を想う骨女にほだされていたようですが、大首はもう、罪も無い人々の生け贄によって生きながらえ、王国を再興するつもりはないようです。
缶詰からは人々が無事に助け出され、大首&骨女ごと洞窟は封印されて終わり。
何のために今まで頑張ってきたのか、骨女の情熱が悲しいですね。
でも、ねずみ男は生のまま食べようとしていたし、何で人間をわざわざ缶詰にしていたんでしょう??
83話 ゲタ合戦!妖怪逆柱 家を建てるときに使う柱は、木が生えていた方向に立たせるものらしいです。根っこ部分は下に、葉が生える部分は上に。
逆にしてしまった場合は、柱が妖怪になるらしい。その妖怪逆柱が今回の敵。
ぬらりひょんが逆柱をそそのかして、鬼太郎を倒そうと計画します。
逆柱で作った下駄を鬼太郎に履かせ、逆柱の元まで連れて来ます。この下駄を履くと逆柱の思うように足が動いて、逆らえなくなるみたいです。
鬼太郎に触ったねずみ男まで巻き添えですよ。
偽物の下駄に妖力を吸い取られて力を出せない鬼太郎は、そのまま逆柱に飲み込まれてしまいました。
逆柱は約束どおり、ぬらりひょんに自分の体を正しい位置に戻すよう要求しますが、そんなことを守るはずがありません。
なんと、逆柱に火をつけましたよ。鬼太郎共々、燃やすために。極悪人だー。砂かけや子なきも駆けつけますが、火は止められません。
鬼太郎の本物の下駄が朱の盆の手元にあることを知った目玉の親父は、ねこ娘に指示を出して、下駄を封じている札を取り払います。
すると、下駄は燃え盛る逆柱に突っ込んでいきましたよ。本物の下駄が戻ったからには、鬼太郎の力も元通り。
ねずみ男を連れて、逆柱の体内から脱出です。
「鬼太郎ー」って満面の笑みのねこ娘がラブリーv皆が「鬼太郎、鬼太郎」と言うので、「俺の名前も呼べー」ってねずみ男が怒鳴っています。
しかし、脱出するなり、背中に引っ付いていたねずみ男を乱暴に突き飛ばす鬼太郎がいいですね。ぬらりひょんへの怒りで頭が一杯です。
結局ぬらりひょん達は逃げ出し、燃えてしまった灰をふるさとの森に返すことを、逆柱に約束する鬼太郎。
灰の中からは、新たな木の芽が顔を出していました。嬉しそうなねこ娘と鬼太郎の姿が、やっぱりラブラブに見えるんですよねぇ。
朱の盆の「ぬらりひょん様は自分じゃ何もしないんですねー」の言葉が何気に的を射ていた。朱の盆ってただのおバカなキャラじゃないような。
84話 怪奇!人食い肖像画 この話、凄く怖かったですーーーーーー。
古いお屋敷に住む超怪しげな画家が、ねずみ男に絵のモデルとなる妖怪を連れて来るように頼みましたよ。
手始めに、砂かけ婆(化粧済み)を伴って屋敷を訪れましたが、もっと若いのがいいと言われました。
そして、砂かけ婆、謎の失踪。
懲りずに子なき爺を子なき小僧として屋敷に連れて行こうとしたねずみ男を、鬼太郎とねこ娘が見咎めます。子なきもカツラ(?)なんかかぶって、ノリノリです。
画家を怪しんだ鬼太郎達が屋敷に行くと、さっそく絵のモデルを頼まれましたよ。
鬼太郎がモデルをやっている間に、他の部屋を覗いていくねこ娘。
同じ女性ばかりをモデルにした絵が並ぶ、怪しげな部屋を発見します。そこで響く目玉の親父の悲鳴。
き、鬼太郎が、画家の母を描いたという肖像画から出てきた変な物体に飲み込まれていきますよ。ひーーー。画家がキャンバスの絵を描くと、そのモデルは動けなくなるらしいです。
このときの鬼太郎の描写や、血がだらだらと垂れたような絵、曲も怖いーー。ねずみ男もやられて、残るはねこ娘と目玉の親父だけですよ。
しかし、鬼太郎達を食べた肖像画から妖気は感じられない。あの絵は画家の怨念がこもっているため、勝手に動き出しただけのようです。
妖力の強い者を食べさせれば母親が復活すると画家は思っていますが、そんなことはないらしい。
髪の毛や人の血で描かれた絵だなんて、怖すぎるー。
肖像画の怨霊から逃げ回るねこ娘ですが、そうこうするうちに、部屋の中はめちゃくちゃに。画家の母親が好きだったという、レコードも壊れました。
呆然とする画家の耳に、ねこ娘の歌が届きます。
母親も同じように歌っていた、肖像画には母親の優しさが感じられない、自分は間違っていた。
ようやく気づいた画家の目から涙が。
母親はずっと自分の心の中にいたことを悟り、絵の中から脱出した鬼太郎が怨霊も退治しましたよ。
今回の話はねこ娘大活躍でしたね。彼女は悲しい人の心を理解できる、優しい子です。
画家の役の二又さんが迫真の演技だった・・・。