85話 魔境・土蜘蛛の山!

金塊を盗んだ強盗犯二人が、化け物が住むと言われている蜘蛛の巣山に逃げ込みましたよ。
そして、土蜘蛛と遭遇。巨大な蜘蛛にびびった二人組は銃を乱射しますが、妖怪の命を奪うことは出来ません。
しかし、傷つけられて怒った土蜘蛛は、蜘蛛の糸で一人を捕獲。逃げたもう一人も、人間の子供に化けて油断させ、捕まえました。
どうやら土蜘蛛は人を4人集めて新たな体を作るための触媒にしようとしているらしい。
落とし物の金塊を使って体を金色にしようとしているあたり、意外とちゃっかりしているなぁ。
金塊目当てで山に入ったねずみ男まで捕まってしまいましたよ。
土蜘蛛の次の狙いは強盗犯を追いかけてきた刑事さんでした。
間一髪のところで鬼太郎が駆けつけましたが、鬼太郎までも蜘蛛の糸の餌食に・・・・。
これ、どうやって倒したのか微妙でしたが、土蜘蛛に取り込まれた鬼太郎が逆に妖力を吸い取ったってことでいいんですよね。
妖怪から助け出された強盗犯ですが、最期は刑事さんに捕まって終わり。
妖怪なんて信じていなかった刑事さんも、最期には鬼太郎を信用してくれたようです。

 

 

86話 死の使い・モウリョウ

モウリョウは実体が無く、死んだ人間の中に入り込んで行動する妖怪だそうです。
ねずみ男はモウリョウから金を受け取り、彼に最適な体を見つけてきました。
怪獣の着ぐるみを身に付けて映画撮影に挑む長嶋さん。
結構なおじさんですが、「まだまだ若いもんには負けられない」ということで頑張っているようです。
ダンベルを持ち上げ、体力作りに余念はありません。
どこからかこの長嶋さんが近々死ぬという情報を仕入れてきたねずみ男はモウリョウと一緒にそのときを待ちます。
そして、心筋梗塞で長嶋さんが倒れると、大喜びの二人。
ですが長嶋さんの魂は体を離れたものの、病院に運ばれてまだかろうじて生きているようです。
完全に死なないとモウリョウは入り込むことが出来ません。

魂のままでいつもの撮影現場に向かうと、スタッフのみんなが到着の遅い長嶋さんを心配していました。
しかし、長嶋さんが倒れたことを知ると代役で勝手に撮影を始めてしまいましたよ。
自分がいなくても、困る人はいない・・・。
魂が生きる気力を無くすと、体の方も徐々に弱っていきます。
化けカラスの情報で現場に駆けつけた鬼太郎ですが、本人に生きる意思がなければどうしようもないです。
諦め欠けたそのとき、代役ではやはり上手く撮影が進まず、長嶋さんの復帰を望むみんなの声が・・・。
まだまだ頑張りたいと思う長嶋さんですが、それではモウリョウの気がおさまりません。
もうどの体でもいいということで、町で暴れ出しましたよ。突然現れた妖怪に人間達はパニックです。

実体がないので触ることが出来ず、鬼太郎もどう戦っていいか悩みます。
そして、鬼太郎は自ら魂を抜いて、モウリョウに体を明け渡しましたよ。
モウリョウの顔になった鬼太郎が超怖いーーーー!!ねこ娘もドン引きです。
先週に続いてよく分からないのですが、これも自分の体の中に入ったモウリョウを逆に吸収しちゃったってことでいいのかな??
チャンチャンコでぐるぐる巻きにして消えちゃいましたけど。
こんな回りくどいことしないで、病院の霊安室に行けば死体は簡単に手に入ると思ってしまうのはいけないんだろうか。
キタネコとしては、鬼太郎の家で二人が葡萄を食べていましたvvラストも二人で笑いあっていましたね。
個人的に、長嶋さんにしごかれる若手スタッフの声が中井和哉さんだったのが印象的。ゾロの声だー。いや、土方さんとかムゲンとか・・・。好きです。

 

 

87話 迷い家の倉ぼっこ

仕事が上手くいかず、妻や子供にも逃げられ、どん底生活のおじさんが死を覚悟して山に入ったとき、妖怪屋敷に迷い込みました。
そこにいた妖怪倉ぼっこに諭されるところが良かったですね。
せっかくこの世に生まれたんだからきちんと生きないと駄目だと。いい妖怪だなぁ・・・・。
そして、おじさんはヒビの入ったボロい赤いお椀をもらいました。何だか死ぬ気が薄れたおじさんは、山を下りて真面目に働き出しましたよ。
工事現場の仕事はきつかったですが、不思議なことに、あの赤い茶碗からは米が大量に湧き出て、それを食べると元気になったそうです。
おじさんは茶碗のおかげで運が向いてきたと言っていましたが、おそらく茶碗がしたことはお米を出すところまでで、おじさんが前向きに頑張った結果だと思いますよ。
しかし、その話を聞いたいかにもワルそうな社長は欲に目がくらみ、部下やねずみ男を引き連れておじさんと同じように妖怪屋敷を目指します。
お宝をゲットして、自分ももっと大金持ちになろうという考えらしい。

ねずみ男の頼りない情報を頼りに何とか妖怪屋敷にたどり着き、倉ぼっこや納戸婆に対面。
黄金の茶碗をゲットした社長達ですが、なんと倉ぼっこと納戸婆を混紡で殴りつけ、家捜しを始めました。もっといい物をあるはずだと。
現場に駆けつけて彼らを解放した鬼太郎は、欲深い人間達を少しばかり懲らしめることにしました。
他の妖怪仲間や幻覚で社長達を怯えさえます。
「土産だよ」のあたりの、鬼太郎の冷たい声音が良かったですね〜。
しかし、小判がゴキブリに変わるあたりは、心底怖かった!私ならション○ンもらしています。ゴキ、苦手・・・・。
土下座して謝り出す社長達。そこに、彼らを許して欲しいと、赤いお椀を持ったおじさんが到着です。
倉ぼっこ達に、お礼を言いに来たようですよ。こうした人間もいるのだなぁということで、今回はお目こぼしということに。
ちなみに、黄金の茶碗は願望が見せていただけの幻だったようです。

 

 

88話 妖怪ふくろさげの罠!

お宝を探して土を掘るねずみ男が、また妙なものを掘り出しましたよ。
その頃、鬼太郎はねこ娘の「大変よー」の声に「読書中なのに邪魔しないでくれよ」と不満顔。贅沢なーー!!!!可愛い女の子が会いに来てくれたったのに。
しかしねこ娘は「大変ー」と言いながら来ることが多いですね。前回に引き続き、ねずみ男が怪しいってことを伝えてくるし。仲が悪いはずなのに、ねずみ男について詳しいのは何故なのか。
あと同じだろうか。前にラーメン屋に入ったらゴキが壁を這っていまして、見たくないけどこっちに来たらいやだし、動向が気になって皆ゴキから目が離せなかったという。
話が逸れた・・・。

全体的にシモネタ満載でした。(笑)妖怪ふくろさげの正体からして、狸の玉袋が変化したものですしね。
ふくろさげは相手の願望を叶えて、その体を丸ごと食べてしまう妖怪。欲の深い人間達が次々と餌食になって失踪していきますよ。
その中にはねずみ男も混じっていました。
ねずみ男の家を訪ね、扉の隙間から部屋の様子を探る鬼太郎達が面白かったです。
目玉の親父には美女達と戯れるねずみ男の姿が見えて、大慌てです。同じく中を見ようとする鬼太郎を「刺激が強すぎる!」と制止します。(笑)
止められればさらに見たくなるもので、鬼太郎とねこ娘が押し合って部屋を覗こうとしますよ。二人とも子供っぽくてラブリー!!
結局扉が開いて中に侵入するんですが、ねずみ男が寝転がっているだけで美女の姿が消えている。
ふくろさげは警戒して姿を隠したようです。このあと、ねずみ男は食べられてしまうんですが。

願望を悟られないようにするため、鬼太郎、砂かけ婆、子なき爺は若い娘に扮してふくろさげをおびき出しました。
いやー、鬘とか服とか、みんな凝ってるな。でも、何も女装じゃなくても良かったんじゃあ・・・。
まあ、ふくろさげを捕まえるという願望があったので、どっちにしろ呑み込まれてしまいましたが。
しかし、今まで行方不明になった人達のも含めて、狸の玉袋の中に閉じこめられているって、凄い嫌だな・・・。(^_^;)
「なんて大きな袋なんだ!」って何気に鬼太郎も卑猥な発言を。
ふくろさげが臭かったのは、玉袋だからなのか。嫌ー、凄い嫌だ!
「鬼太郎達を助けたい〜」という願いを持つぬりかべが吸い込まれ、彼が体を大きくしたために、玉袋が破裂。鬼太郎達も脱出できました。
しかし、人間達の欲を吸い取って力を益したふくろさげは、鬼太郎の玉袋を狙って襲いかかってきました。
ひーーー、こ、怖いーーー!鬼太郎の玉がピンチですよ。「股間に気を付けろ」「はい、父さん」って、そんな会話をしている場合じゃない。

結局、チャンチャンコがふくろさげの妖力を吸い取って勝利しますが、ふくろさげは小さい狸の姿に戻ってしまいました。
鬼太郎に許されて、ぴょこぴょこ帰っていく狸の足音が何だかラブリーな。
今回はねずみ男の顔についたキスマーク、狸の玉袋の言葉、鬼太郎の玉袋を狙うふくろさげ、それらに反応して顔を真っ赤にするねこ娘が可愛かったです。
そういえば、玉袋から脱出した鬼太郎は真っ先に「有り難う、ねこ娘!」って言っていましたけど、それはまず、ぬりかべに言った方が良かったんじゃあ・・・。
ねこ娘が策を考えたとはいえ、ぬりかべが巨大化したおかげで玉袋が破れたのだし。愛の力なのか。

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