93話 月よりの妖怪・桂男!

月からの使者、月女さんが石の舟で月に帰るまでのお話。
彼女、800年も地球にいたんですね。地球では800年以上生きられないから月に帰るそうなんですが、それを手助けするはずの妖怪桂男がどこにもいない。
実は、月の光を舟に集めてエネルギーに変えるらしいんですが、人間達が舟の周りに建物を作って電気を使うものだから、月の光が足りなくなってしまったらしいです。
桂男は月女さんのために町で大暴れ、建物を破壊しまくります。当然、そこに駆けつける鬼太郎達。
桂男の息で巨大化した虫達が怖かった・・・・。ゴ、ゴキが。
まあ、話を聞いて協力する鬼太郎達はカラスで人口の光を塞いだり、ぬりかべを綺麗に磨いて月の光を反射させたり、いろいろしますが、最初から鏡を使えばよかったのではないかと。
それより、800年もかかって無理だったのに、あれだけの光で帰れるんだなぁ。
桂男は可哀相でしたね。月女さんはそのあたり、考えていなかったのか・・・。さわやかに帰って行きましたが。
桂男が海に消えていくとき、一反もめんがうなだれた(ように見える)のが可愛かったです。

関係ないですが、この話を見た直後に某ゲーム雑誌で「ラブレボ!!」の絵師さんが桂男のイラストを描いているのを発見しました。桂男、有名な妖怪なんでしょうか?
それが、「月と地球の橋渡しをする妖怪」ということで、着物姿の超美青年の姿だったので、本編の巨大なハゲ入道とのギャップに驚いた。
この話でも美形の桂男だったら、月女さんと悲恋のロマンスがあったりして、また違った内容で面白かったかもしれませんね。

 

 

94話 鬼太郎魚と置いてけ堀

魚を沢山釣りすぎると、お堀の水の中から「おいてけ〜」と声がかかるそうですよ。
達也少年も朝から釣りをしていましたが、ウォークマンのせいで声が聞こえなかったようです。
そのうち水仙人が現れて、達也くんの釣った魚と魚眼丸という薬を交換しようと持ちかけました。
魚眼丸は海の近くで飲むと凄いことが起こるらしい。
ためしてみた達也くんですが、なんと体が魚に変化してしまいましたよ。体にどんどん鱗が生えてくる描写が恐ろしい。真っ赤な鯛です。
偶然目撃したねずみ男からその話を聞いた鬼太郎は、嫌がるねずみ男と共に、自ら魚になって達也くんを海に探しに行きます。
井戸仙人の話によると、魚眼丸で魚になった者を元に戻すには回復丸を飲ませないと駄目みたいです。
悠々と魚生活をエンジョイしていた達也くんですが、鮫や蛸に食べられそうになって散々です。
そのうち東京湾の底にある水仙人の住処にたどり着きました。そこに、達也くんが水仙人に襲われていると勘違いした鬼太郎&ねずみ男が乗り込んでくるんですが、逆に水仙人に飲み込まれてしまいましたよ。
しかし、不潔なねずみ男を食べた罰でしょうか。腹痛が!!
海で浮かんでいたところを、鬼太郎の仲間達が救出です。回復丸を使って鬼太郎&ねずみ男は復活しますが、達也くんはすでに漁船に釣られたあとだったようです。
漁港に向かったり、魚屋を探したり、大忙し。全てが後手に回るあたりが切羽詰って面白い。
すし屋でさばかれようとしていた達也くんを間一髪で助け出しましたよ。おおーー。しかし、魚市場のおっさんがオカマっぽかったのは何でだ。(^_^;)
水仙人は回復丸を達也くんに渡そうとしていただけで、普通にいい妖怪だったようですよ。
「おいてけ〜」と人を脅かすのも、魚を海に戻したかったんですね。

 

 

95話 妖力泥棒・釜なり!

冒頭の眠たげな鬼太郎と、甲斐甲斐しく目玉の親父の世話をするねこ娘がほのぼの一家に見えました。
そこに飛び込んでくるねずみ男。彼が現れるとやっかいごとが増えますね。
人を吸い込む物騒な釜があるという話を聞いて、鬼太郎がその社に乗り込んでいきますよ。
しかし、鬼太郎は釜の中にいた妖怪釜なりに髪の毛を奪われて、妖力が半分になってしまいました。熱を出して寝込んでしまって、可哀相に・・・。(涙)
すべてはねずみ男が釜なりと結託してやったことみたいです。
さらには鬼太郎の下駄とちゃんちゃんこまで盗み出し、釜なりがニセの鬼太郎になりきってしまいましたよ。
妖怪アパートにいる皆では、鬼太郎の妖力を身に着けた釜なりにとても太刀打ちできません。どうやら釜なりの目的は地獄の閻魔を倒すことみたいで。
なんて無謀なーー。いくら鬼太郎の力でも、閻魔大王をやっつけるなんて無理でしょうー。
鬼太郎の技を使う釜なりに一方的にやられる妖怪達ですが、なんと、鬼太郎のちゃんちゃんこや下駄などの武器は目玉の親父には通用しないことが発覚。
ああ、親子愛!!!!
鬼太郎の一番の弱点で、一番の強みでもある目玉の親父がここまで存在感を見せるとは。
そうこうするうちに、寝込んでいた鬼太郎が駆けつけて、ちゃんちゃんこと下駄、髪の毛を奪取いたしました。こうなると釜なりは鬼太郎に扮している意味がありません。
釜なりが鬼太郎に退治され、今まで釜なりの権力を傘に着て威張っていたねずみ男が、妖怪アパートでこき使われて終了です。
ねずみ男とねこ娘のやり取りが、いつもながら楽しいですね。漫才コンビみたいですよ。

 

 

96話 妖怪王・ぬらりひょん

冒頭でぬらりひょんがどこかの怪しげな老婆から妖怪王としての力を授かっていましたが、死ぬほど苦しい試練があるとか何とか言っていたわりに、あっさりと妖怪王に変化していたような・・・・。
東京や大阪、北海道等でぬらりひょんに操られた妖怪が大暴れ。妖怪島の封印を解くために、鏡を集めているようですよ。
一反もめんと北海道に急行した変わりに、ねこ娘達が妖怪バスで大阪に向かいますが、この妖怪バス、妖力を吸い取って動くらしい。
運転手がねずみ男だったので、大阪に着くのがやっとですよ。
ねこ娘が運転席に座ると、鬼太郎に攻撃を仕掛けようとした妖怪に体当たりしたり、運転が荒いです。
そういえば、落下した妖怪バスの中で、ねずみ男がねこ娘を押し倒していましたよ。なんて羨ましい!
妖怪王を見つけた鬼太郎が「誰だ、あれは」みたいなことを言っていたが、衣装は違うとはいえ、どう見てもぬらりひょんじゃないですか!!
確か、のっぺらぼうのときも彼をしつこくねずみ男と勘違いしていたな。鬼太郎、意外にちょっとぬけた所がある・・・・。
ぬらりひょんのピンチに、とっさに彼を庇う朱の盆に主従愛を感じましたよ。何だかんだで、仲良しですよね。
結局、妖怪島が東京湾に現れ、西洋妖怪ベアードが登場したところで次週に続く・・・です。

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