21話 白粉婆とのっぺらぼう

のっぺらぼうが再登場しております。この妖怪、何気に強いんですよね。
どこかの田舎で料理に使う野菜を栽培して、真っ当に生活している様子です。
白粉を塗ったとたん顔が消えて無くなるという事件を解決するために彼の所を訪れた鬼太郎でしたが、見当違いだったようです。
のっぺらぼうは捜査に協力すると言って付いてきてくれましたよ。いい奴だ。
どうやら、怪しい白粉を売っていたのはねずみ男だったようです。
彼は白粉を白粉婆から渡されて、町で売り歩いていたみたいですね。
一回塗れば10年、二回塗れば20年、三回塗れば30年若返る・・・・って、そんな怪しげな白粉を買う人がいるのね。
何と、砂かけ婆、ねこ娘、子なき爺の3人まで顔を奪われていました。30年若くなるという言葉に騙されて・・・・。
砂かけ、30年じゃ本当に変化が少ないよ・・・。(^_^;)
しかし、爺や婆は分かるけど、ねこ娘は何で白粉を使ったんだろう。若返るって言葉とは無縁のような。

「ねずみ男、話を聞きたいんだけど・・・」の鬼太郎が高圧的で素敵vv
そして、白粉婆の住処を探るため、あえて白粉を顔に塗る鬼太郎。
集めた人々の顔を大きな瓶に入れた白粉婆は、それを使って若返りの薬を作ろうとしていました。
何で人間の顔で若返りの薬が出来るのか。子供の顔とかなら、まだ分かりそうな。いろいろあるのでしょう。
人の顔が沢山入った瓶・・・・実際にあったら怖すぎる。
顔だけになっても、さすがに鬼太郎は並の妖力じゃありません。
ぴょこぴょこと移動して自力で本体の所に戻ってきました。あとは、白粉婆の住処に急行です。
しかし、鬼太郎の顔を見た白粉婆が「随分とぼけた顔だねぇ」と言っているのに対し、目玉の親父は顔を取り戻した鬼太郎に「元の色男に戻った」と言っているあたり、親ばかです。(笑)

のっぺらぼうが白粉婆から顔を奪い、反省させて終了。
慌てる3人が、それぞれ別の顔をくっつけちゃうところが可笑しかったですね。
砂かけ婆の顔のねこ娘、子なき爺の顔の砂かけ婆、ねこ娘の顔の子なき爺(何故か赤面)。
何気に美人の顔をくっつけようとしている砂かけに笑った。
一番笑ったのは、「そんな婆の顔まで入っていたのか!」という白粉婆に、「お前に言われたくない!」と対抗する砂かけ婆でした。
ちなみに、顔のなくなった目玉の親父は照る照る坊主に似ているらしい。

 

 

22話 蜂起!妖怪泥田坊

田圃をつぶされ、住処の無くなった泥田坊が雨の日に人間達に復讐する話。
人間の形をした泥がいくつも突進してくる描写は怖かったですね。
泥の子供と人間の子供の友情は何だか微笑ましかった。これくらいの年の子はすぐ誰とでも友達になっちゃうのね。
水を与えるとパワーアップするなら、火が弱点のはず、という砂かけ婆の言葉で焚き火をして、弱っていく泥田坊。
でも、悪いのは今まで田圃を守ってくれていた泥田坊を蔑ろにした自分達の方だと子供が訴え、泥田坊は田圃に戻っていきました。
米作りをする人が減っていくのは、日本人として寂しいことです。
個人的に、ねずみ男のポンコツ車の助手席にねこ娘が乗っているところが楽しかった。デートみたいだ!(笑)
あとは、ぬりかべはここぞというときに、いつも活躍してくれます!頼れる兄貴だ。

 

 

23話 風魔!妖怪雨ふり天狗

天狗にもいろいろと種類があるんですね。
今回の天狗様は、道路が出来たことで主食であるかすみ草が枯れてたことに怒って、人間達の行方不明事件を起こしていたようです。
仙人がかすみを食べて生きるってのは聞いたことがありますが、天狗がかすみ草ってのは初めて知りました。(笑)あんな山に自生しているんですかね。
目をやられて、人間の医者のところに通う天狗様がなんとなく可愛かった。
診療所の前できちんとお辞儀しているし、悪い妖怪じゃないんですよね。
最後はかすみ草を人間達が栽培するということで解決しましたが、こんな風に人間と妖怪が共存できたら素敵です。

ああ、鬼太郎が家の近くで椎茸を栽培していました。「何が、栽培だよ。英語なんて使いやがって」のねずみ男がいい。どのあたりが英語!?(笑)
「毒きのこ」も英語、「シートベルト締めて」はフランス語。ねずみ男に基準がよく分からない・・・・。ねずみ男バージョンのビビビのねずみ男の歌も聴けます。

 

 

24話 怪談!妖怪陰摩羅鬼

鬼太郎達のところに、ねずみ男から「けつこんしました」の葉書が!!ねずみ男が結婚ー!?
素直に祝福せず、「きっとまた何かたくらんでるのよー」と思うみんながいいです。信用ないなぁ。(笑)
でも、ねずみ男に会いに行く子なき爺がちゃんと正装しているのが良かった。腹掛け一枚では・・・。結構、気を遣っているのね。
しかしねずみ男の葉書「けつこ」で区切って「んしました」って続くあたりが読みにくい。
相手は行き倒れたねずみ男を助けてくれた、寺の一人娘の小百合ちゃん。彼女にプロポーズされて真っ赤になるねずみ男、結構純情なのね。
しかし、彼女は実はすでに死んでいる人間だったのでした。彼女を蘇らせた陰摩羅鬼は、荒れた寺に住み着いて人間の生気を奪う悪い妖怪なのです。
心優しい小百合ちゃんは、嫌々ながら陰摩羅鬼に協力している様子。

小百合ちゃんがすでに死んでいることを村人から聞いたねずみ男は震え上がります。
そういえば、夜中に出かけたり、不審な行動が多かった・・・・。
そんなときに鬼太郎が仲間と共に寺に現れ、ねずみ男は喜びのあまり思わず飛びつきましたよ。そのまま鬼太郎を押し倒すねずみ男。う、羨ましいーー!(笑)
画家に扮した鬼太郎が小百合の中の陰摩羅鬼を封じるために点をつなげて絵を描いていくのですが、変装鬼太郎が可愛かったです。
ああ、陰摩羅鬼は魂を操る妖怪なため、鬼太郎達が怨霊に狙われ始めました。「逃げるんだ!」とか「ねこ娘ー!」とか、何気に鬼太郎ねこ娘をかばっていますねv
危うし、ねこ娘!助けようとする爺婆コンビも良かった。子なきの技のおかげで切り抜けましたよ。
そうしたら、今度は鬼太郎が大変なことに。木の枝に串刺しにされるーーーー!!!
こうした困ったときに、やはり登場するぬりかべ。アニキーーーーーー!!!
ぬりかべと一反もめんのおかげで陰摩羅鬼を封じることに成功です。

しかし、陰摩羅鬼が封じられたことで、その妖力で蘇った霊魂である小百合ちゃんまで消えてしまいました。ねずみ男の涙に、みんなももらい泣き。
ここで終了かなぁと思いきや、ちゃんと続くエピソードがありましたよ。
小百合ちゃんの墓参りをするねずみ男、その墓の隣には、小百合ちゃんが好きだと言っていた百合の花が・・・・・。
なんだか余韻のあるラストで、好きです!
寺も再建されて、新しい住職が来ることに決まり、陰摩羅鬼ももう蘇ったりしないことでしょう。
彼は魂の救済を怠った人間を怒っていたようですから。

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