大海獣

父が南方の島で行方不明になったというめぐみちゃんから依頼を受けて、一反もめんと共に旅立つ鬼太郎。
どうやら南方妖怪の治める聖地とやらに入った日本人が軒並み行方不明になっているようですよ。そこには不老不死になる水があるらしい。
同じ頃、ねずみ男も島の案内係として日本人と一緒に行動していました。
結局、鬼太郎もねずみ男も南方妖怪の捕虜に・・・・・。何とか逃げ出した目玉の親父は、一反もめんと一緒に日本に舞い戻ります。
アカマタに妖力を吸われた鬼太郎を助けるため、薬草が必要らしい。
しかし、アカマタ達は日本への総攻撃を考えているらしく、鬼太郎が餌食に!!!
怪しげな秘薬で巨大な体の大海獣に変化した鬼太郎は、アカマタ達の思惑通り、日本で大暴れ。鬼太郎ファミリーと遭遇しますが、彼らは誰一人大海獣の正体が鬼太郎と気づきません。
凄いですよ、大海獣が町を破壊していく様子は、ゴジラ映画のようです。
「父さんーー」と叫ぶ鬼太郎が痛々しくて見ていられない・・・・・・。(涙)

まあ、この後はアカマタ達も日本に上陸して日本人達を攻撃したり、アジトから抜け出したねずみ男が、大海獣の正体が鬼太郎であることを皆に伝えたり、どんどん話が進む。
アカマタの息も怖いが、急所から何かを出して攻撃してくるチンポが怖い。あんなのでやられたくないわーーーー。ヤシ落として攻撃するのは地味ですが確かに痛そうですね。(笑)
前に鬼太郎が反物にされたときに知恵を借りた井戸仙人が、今回も助けてくれました。
彼に教えてもらった実と薬草を混ぜて大海獣に飲ませると、もとの鬼太郎に戻りましたよ。(涙)。
そして、チャンチャンコと下駄を取り戻せば鬼太郎は無敵です。南方妖怪をやっつけた鬼太郎は、彼らと和解。平和な日々が戻りました。
最後は鬼太郎が茶碗風呂に入る目玉の親父の背中を流して、ほのぼのです。
いや、映画でしか出来ない特別な展開だったということもなく、TVと同じ感じでしたね。原作があると大幅な変更は無理か。

 

おばけナイター

少年野球チームでいつも三振ばかりの三太郎が、ねずみ男にそそのかされて、妖怪バットを使う話。
ねずみ男って子供相手でもひたすら愛想が良いですね。下心はあるんだけど。たいした力があるわけでもないし、それしか生き延びる術がなかったのかと思うと、彼なりに頑張っているんだと思ってしまう。
だからといって悪いことをしていいということにはなりませんが。
妖怪バットを使うと、ひたすらホームランを打てるようです。
おかげで、三太郎のチームは連戦連勝。雑誌や
TVでも取り上げられ、CMにまで出演が決定ですよ。
アイドルの水木しげるちゃんとも会えるそうです。(笑)この名前で美少女なんですね。

少年野球の監督を務めるねずみ男が、何気に握手は35円などとせこいことを言っているのがいい。どうせ金を取るなら、きりが良いところで50円とか100円にすればいいのに。
三太郎がホームランを打ったら坊主にすると言った子供が、ちゃんと丸刈りになっているのも律儀な。
TVを見た鬼太郎は、さっそく三太郎達に忠告しにきましたよ。どうやら妖怪バットを使うと、魂がそれだけ消耗するそうです。このままでは死んでしまうことに・・・・。
すっかりびびった子供達ですが、どうしても手放すことが出来ず、妖怪バットをかけて鬼太郎と野球の試合をすることになりましたよ。
この、子供達の前に現れた鬼太郎が、なんとも雰囲気があって、恐ろしい。子供達が負けたら、魂をもらうって・・・。妖怪そのもの。
三太郎が鏡を見たとき、そこに映った自分の姿がひどくやつれていたりするのがまた怖い。

さて深夜に始まったおばけナイター。ピンクのサンバイザーのねこ娘がラブリー。
いやー、おばけナイター、個性的な妖怪達がそれぞれ野球をしている姿がなかなか面白いです。審判がおかま口調だし。
一番のお気に入りは、キャッチャーを務める一反もめんですね。装備が可愛いぞーーーー。
さて肝心の試合ですが、妖怪相手では妖怪バットの力は出ないらしい。少年野球チーム大苦戦。
夜が深まるにつれ、子供達の魂目当ての妖怪が続々と集まってきました。子供達もびびりまくりです。
0点が続く両チームですが、唯一入った点が、ねこ娘が打ったものでしたよ。ボールが壊れたので二分の一点だけど。(笑)
ねずみ男がよけいなちょっかい出すから・・・・。
次の回で少年野球チームが点を入れないと、負けが決定です。三太郎は妖怪バットを使わず、自力で鬼太郎との勝負に挑みます。
結果は・・・・・・。
やっぱり三振。もしやと思いましたが、簡単に勝たせないところがいいなぁ。(^_^;)

いよいよ魂を奪われるか・・・というときに、三太郎が皆をかばい、自分の魂だけで勘弁して欲しいと頼み込みます。
もとはといえば、自分が妖怪バットを持ち出したのがいけないから。か、格好いいぞ、三太郎!
しかし、鬼太郎達は子供達を脅かしただけで、最初から魂を奪う気持ちはなかったようです。
朝になってそれぞれの住処へと去っていく妖怪達の後姿を見ながら、子供達はこんなに一生懸命野球をしたのは初めてだと気づきます。
これだけで夢中になれば、次の試合は勝てるかもしれない。
「クビにしないで欲しい」と頼む三太郎に、「当たり前だろ!」で答える友達との会話がいい感じでした。感動しましたよ。
ラストは、少年野球チームの試合を観戦する鬼太郎親子&ねこ娘。ラブラブ〜〜。
三太郎の打った音を聞いて、振り返る二人の姿で終了。いやーーーー、思った以上に面白かったですよーーー。満足、満足。

 

妖怪特急!まぼろしの汽車

機関車が空を飛んでいますよーーーーー!!!
鬼太郎じゃなくて、『銀河鉄道999』をレンタルしちゃったのかと思いました。
閻魔大王の話では、地獄にいた西洋妖怪がまぼろしの汽車を盗んで脱獄したそうです。あんな大きな物よく盗めたな。
彼らを捕まえるため、街中に現れたまぼろしの汽車を追いかける鬼太郎ファミリー。
途中、魔女に一反もめんの体を斬られたり、砂かけ、子なき、ねこ娘の乗るカラスヘリコプターの紐を切られたり、ピンチです。
ちゃんとまぼろしの汽車の上に飛び降りているあたり、皆凄い。
後から来たねずみ男は、黄色いガウンをパラシュートのようにして助かりました。しかし、何故か魔女に好かれて誘拐されたり。
お婆ちゃんに惚れられたねずみ男は悲鳴を上げていますよ。(笑)

さて、汽車の中では狼男やフランケンが待ち受けていました。
斬られた一反もめんの体を縫合していたねこ娘が襲われましたよー!パンツが丸見えに。
鬼太郎の方は、西洋妖怪の親玉である吸血鬼にあっさりとやられて、妖怪石炭にされてしまいました。
吸血鬼の声が塩沢兼人さん。シブい。以前、吸血鬼ハンターDの声を演じていらしたよなぁ。
狼男とフランケンに挟まれた砂かけ達を救ったのは、傷ついた一反もめんですよ。フランケンの顔を巻きついて「逃げろー」と言ったところに涙。
さらにやられてボロボロになっちゃいましたが、仲間を思う気持ちが強い奴ですよね。
吸血鬼の目的は最初から鬼太郎を石炭にして汽車を動かす燃料にすることにあったらしく、あっさり砂かけ達を放置です。彼らは後ろの車両に閉じ込められてしまいました。
その頃、魔女に捕まって個室に連れ込まれたねずみ男には、貞操の危機が!!!必殺のくさい息を発しても、「香水のようだ」と言われてしまって万事休す。
閉じられた扉の向こうで、彼がどうなってしまうのか・・・。考えただけで、怖いわぁ。(^_^;)これ、R指定映画じゃないよね。

まぼろしの汽車は、どんなところにも行けるらしい。過去にも未来にも。
吸血鬼は鬼太郎の石炭エネルギーを使って暗黒世界とやらに行きたいらしいのですが、目玉の親父は汽車を過去へと向かわせることを思い付きます。
ここからねこ娘が活躍ですよ。すばしっこい身のこなしで機関車の上部に張り付いて、操縦室へと向かいます。そして、行き先を過去へと変えました。
それに気づいた狼男がねこ娘を張り倒しましたが、目玉の親父のピンチに、石炭となって燃えてしまったはずの鬼太郎が竈の火の中から復活です。
皆が束になってもかなわなかった狼男を、下駄だけで倒してしまうあたり、鬼太郎って本当に強いんだな。
車両に残った砂かけ達も一致団結してフランケンを押さえ込んでいました。魔女の方はねずみ男が必殺のおなら攻撃で倒したりして。強烈だ。

そしていよいよ、吸血鬼と鬼太郎の一騎打ち。おお、外まで移動して、走っている機関車の上で戦っていますよ。ハリウッド映画のような迫力!
最後はマントを投げて攻撃してきましたが、鬼太郎のチャンチャンコの力には叶わず、吸血鬼が敗北です。
「鬼太郎、後ろ!」とか、何気にねこ娘が戦いをサポートしているあたりが良かった。
戦いが終わって、捕らえた西洋妖怪と共に汽車を閻魔大王のところに返しに行くことになりました。
鬼太郎&目玉の親父が石炭の煤で真っ黒になっていまして、それを笑うねこ娘がまた真っ黒けなところが可愛かった。
皆で温泉に入ってのんびりしてください。ねずみ男はちゃっかり魔女の箒を盗もうとしているあたり、転んでもただでは起きない男です。

 

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