おまえが世界をこわしたいなら
著者 | 藤原薫 |
掲載誌 | 「きみとぼく」にて連載終了 全3巻 |
主人公 | 東条蓮=吸血体質。元の名前はセバスチャン(セバス)。最愛の人セシルを失ってからはただ生きてるだけの毎日。 小泉環奈=セシルによく似た女子高生。大人しいお嬢様風な雰囲気なわりに、行動力がある。 |
世界観 | 現代が舞台だけど、吸血体質の血族とか出てくるので、現実的な話ではない。 |
あらすじ | 街でよく見かける蓮に恋をした環奈。それまで平凡だった環奈の人生は、蓮と出会ってから急変する。 交通事故で両親を失い、自らも重症をおった環奈は偶然通りかかった蓮によって助けられる。 しかし、それは蓮と同じ吸血の体質を受け継ぐ結果となってしまった。 年をとらず、人の血を採取することで永遠に生きる吸血体質。 折りしも彼らの住む街では、同じ血族が犯人と思われる連続殺人事件が起っていた。 |
評 | 藤原先生の絵は独特な雰囲気があるから、好き嫌いがはっきりでそう。私はもちろん大好きだけど。綺麗。 愛しすぎて、殺したい。壮絶な愛の物語。 とにかく複線が凄くて、ちゃんと隅々ラストまでストーリーを考えてるんだなぁと感じた。 ラスト近くに、パズルのように謎が分かるところは背筋がゾクゾクしました。 主軸以外の、サイドの話(前世の罪の償いとか)にもいろいろ考えさせられました。文句なしでお勧め作品。 |