ハリーポッターと炎のゴブレット』感想


 「ハリーポッターと炎のゴブレット

 

2005年 アメリカ 監督:マイク・ニューウェル 出演:ダニエル・ラドクリフ 、ルパート・グリント 、エマ・ワトソン 、トム・フェルトン 、スターニスラフ・イワネフスキー

面白かった・・・・と思うんですが、前作までと違って、あまり書くことがない。
過去ではなく、ハリー達のいる目の前で人が死んだりするので、衝撃的でした。冒頭でも一人死んでいますし。
そのせいなのか、作品の雰囲気が暗い。絵的にも何だか暗い。やっぱりハッピーエンドの方が私は好きですね。
さすがに二冊分の作品を一つの映画にするのは苦しく、エピソードがブツブツと切れる。
今までもそうでしたが、今回はとくにそれを感じましたよ。原作のダイジェスト版といった方が良いような。
しかし、映像的には流石でした。最初のクイディッチの世界大会の様子とか、ドラゴンとの戦いとか、水中戦とか。
パーティーシーンはこの作品の見所だったんでしょうが、全てがあっという間に終わっちゃいましたね・・・。
定番となっていたあの曲が流れなかったことが、一番の違和感かなぁ。
とりあえず、気になったところを羅列しておきます。

((注)ネタバレ有り)

 

クィディッチワールドカップの場面は会場が迫力あったけれど、試合の様子は全然見せないんですね。あんまり必要なかったんじゃないかなぁと。
その後のデスイーター登場でみんなとはぐれるハリー。ハリーの名前を必死に呼ぶハーマイオニーが、もうハリーのお母さんに見えました。
さて、三大魔法学校・対抗試合ですが、ハリーは自分の意思に反して代表選手に選ばれてしまう。
みんなは不正をしたと思ってハリーに冷たい様子。ロンまで!!あの変なバッジが不快ですねー。
第一の課題はドラゴン。
「箒は使っちゃいけない」って言っていた気がするけれど、魔法で呼び出したものなら
OKなのかなぁ。不思議な。
しかしドラゴン、あっさり鎖を引きちぎってどっかんどっかん暴れておりますよ。おお、怖い。
もっと観客席に来ないようにとか、会場から逃げ出さないようにとか、呪文で封じていなくていいんでしょうか。怪我人出るって。
会場の外に出ちゃったら客席に人がいる意味もないし・・・・。
ハリーだけでなく、他の代表選手達の戦いも見てみたかったです。
そしてこの課題をクリアしたハリーは突然ヒーローとしてちやほやされる。ええーー??みんな、あんな変なバッジつけて批判していたじゃないの。
いいのか、そんなにあっさり掌を返して。うーん。

そして物語は楽しいパーティーへ。ロンの衣装、あれはひどすぎでしょう!!!(笑)
ロンは家から送られてきた衣装を「ジニーのだよ」なんて言っちゃって、ジニーも嫌がっております。
そもそも、他の兄弟達はみんな普通なのに、何でロンの衣装だけあんな奇抜なデザインなんだ。お母さん、ひどすぎる。
パーティーに誰を誘うか相談するロンとハリー、スネイプ先生に後ろからバシバシ叩かれながら、まだ話を続けているところが何だか可愛かった。
スネイプ先生、あんまり出番ないんだもの。あとは、「薬を盗まれた!ポッターめ!!」と怒っていたところかな。(何でハリーだと思ったんだ?)
「君も確か女の子だったよね」と、ハーマイオニーに失礼なことを言うロンを、脇にいるハリーが必死に止めようとしているところも良かったですよ。

スネイプ先生に続いて、マルコ((注)ドラコ・マルフォイ)の出番もどんどん少なく・・・。
何でわざわざ木の上にのぼってハリーをからかっていたのか。そんなにハリーにかまって欲しいのか。
3作目にちらりといた女の子は消えて、取り巻きの少年が二人増えていました。男より女の子を増やしてくれ。
マルコはおっさんっぽくなったなぁ、クラッブも大きくなって、と思うのにゴイルだけ変わらない感じがいいですね。ぽっちゃり系。
そういえば、ネビルも背が高い!!ハリーと並んで、こんなにでかくなったのかーと思いました。
チョウちゃんは可愛くて、ドレスも似合っていた。食事中、彼女に見とれるハリーが飲み物こぼしたり、青春です〜〜。(^▽^)

 

ハーマイオニーは、ロンのこと好きなんですかね??パーティーのときにそれらしい会話があったり泣いたりしていたけれど、それ以外はロンよりハリーといる場面の方が・・・・。
私がハーハリー好きーなせいだと思いますが、ハリーを好きなように見えてしましたよ。さりげなく、体に触れている場面も多い。
何より、第一課題の前、ハリーの様子を見にやってきたハーマイオニーが、心配でたまらず彼に抱きつくところ。
突然、何事かと思ったよ。そういえば、彼女には抱きつき癖があったような・・・・。あれは、早く治さないとヤバイでしょう。
突然乱入してきた新聞記者のおばさん、邪魔なのよーーー!!!
でも、抱きつきハーマイオニーを激写した写真は私にも分けて欲しいですーーーー!!!熱烈希望!!!!!
新聞記者のおばさんはハリーに妙に体を密着させて取材していましたよね。あんな狭い部屋にいたいけな少年を連れ込んで、一体、何を!!!羨ましい・・・・。
そして記事は間違いだらけ。ハリー、不憫な。

パーティー場面はロンだけでなくハリーもハーマイオニーに見とれていましたね。グッドですよvv
可愛くハリーに手を振って前を通り過ぎるハーマイオニーがラブリーだったvハリーはロンと違って普通の礼服で良かった、良かった。
しかし、マクゴナガル先生、ひどいよーーー!直前まで、ハリー達代表選手とパートナーが最初に踊らなければならないことを知らせてくれないで。
あまりにぎこちないハリーの踊りに何だか苦笑・・・・。(^_^;)
魔法学校のパーティーってワルツとかだけだと思っていたので、突然ハードロックで驚きました。まぁ若いし、いいんじゃないでしょうか。
パーティー場面の終盤ではクラムとの仲を嫉妬したロンとハーマイオニーの諍いが!せ、青春!!ロンは本当、素直じゃないなぁー。
涙ぐむハーマイオニーの姿に胸がキュンとなりましたが、二人に挟まれて戸惑うハリーも何だか可愛いですよ。
余談ですが、撮影風景の映像が何かの番組で流れたとき、ハリーとハーマイオニーが練習のために正装姿で手に手を取って踊っていて、「ギャーーvvv」となりました。
本編に使われる場面でなくても十分萌えさせて頂きました。ダンエマ万歳!

ロンは衣装だけでなく、すっかりお笑い担当に。フラーをパーティーに誘った場面とか、冒頭でハーマイオニーに起こされて掛け布団で体を隠すところとか(何故?)、マクゴナガル先生にダンスの相手をさせられるところとか。
このとき、当分これをネタにロンをからかえるなぁと言うハリーと、それに応えるフレッド&ジョージペアも愉快だった。
フレッド&ジョージペアといえば、今回ハーマイオニーを真ん中に挟んで会話なんかしてくれちゃいましたね。
おおー、ハーマイオニーを双子がサンドイッチ状態。ハーちゃんお姫様ですよ。(笑)いいですね。
ジニーはネビルとパーティーを満喫した様子。あ、朝帰りかーー。やるなぁ。

 

セドリックのお風呂のことを教えてもらうハリー。その前に仲良く会話するハリハーシーンに萌える。クラムのこととか。
なんだか、何でも話せる二人のようで、ほのぼの。クラムはわざとらしくハリー&ハーマイオニー&ロンのいる前をうろちょろと歩いて(取り巻きを引き連れながら)アピールしているところが笑いました。
肉体派なのね。
入浴ダニエルくんにはドキドキです。マートル、ちょいと羨ましい。(笑)
第二課題は水の中、「ハリーを殺してしまった」と動揺するネビルの後ろで、鱗と水かきを付けて水から跳びはねるハリーくん、お茶目。
ロンとハーマイオニーが姿を見せなくて機嫌悪いです。しかし、人質なのだから仕方がない。
皆が水死体のようになっていて怖かったですよ。誰が誰だかもはっきり分からなかった。
ハリー、どうやってあそこから抜け出してこれたんだか。
水からあがったハリーに真っ先に駆け寄りおでこにチューをするハーマイオニー。ハリハーーーーー!!!
もはやハーマイオニーの目にはクラムもロンも入っておりません。またしてもハリーのお母さん化しております。
ロンは憧れのフラーにチューしてもらって、良かったなぁ。

ダンブルドア校長の部屋で過去の世界を覗くハリー。
このダンブルドア校長、何だか普通の人間っぽくて良いですよ。
ハリーが代表選手になったとき、驚いて彼に詰め寄っていたし、不安げな様子でハリーに悩み事をぶつけたりしています。
校長もいろいろ大変なんだなぁと思った。

 

さて第三課題。ドラゴン対決や水中戦も怖かったですが、今回の迷路の森も精神的な恐怖がじわじわと・・・・。
倒れた体が木に飲み込まれちゃうところとか、「ひーー!」って感じです。音が無く静まりかえっているところが、また恐ろしい。
セドリックのピンチを救うハリーは、主人公っぽくて○。
しかし、トムリドルの墓に移動したとたん、あっさりと死んでしまいましたよーーーー。おお。
分かっていたとはいえ、ショッキング。
でも、セドリックはあんなに簡単に殺したのに、ハリーはちょいと手を傷つけただけでなかなか殺さなかったのは何故なんだ。
ムーディー先生(本物)も、殺さないで閉じこめてあったし。はて?
捕らわれたハリーが辛そうで、見ている方も息苦しかった。ダニエルくんも台詞がなくてうめき声だけで演技が大変です。

ハリーと復活したヴォルデモート卿の直接対決。
力の差は歴然。あっという間に劣勢に立たされるハリーに、霊魂となったみんなが駆けつける。
個人的に、1作目と2作目の対決場面は「えー??」という勝利でしたが、今夏も何故突然あんなものが現れたんですかね??
すっかり原作は忘れていますが、何か伏線があったんだろうか。
どうやら赤子ハリーが助かったのは、彼に特別な力があったわけでなく、ハリーのママ、リリーの魔法が偉大だったせいみたいですね。
だとしたら、世界で一番有名な魔法使いの名前は「ハリー・ポッター」ではなく「リリー・ポッター」になるべきだったのか。

さて、元の世界に無事戻り、お祭り気分から、悲劇的な場面へと一転です。
セドリックパパが不憫な・・・・・。(涙)
チョウちゃんもショックを受けているようですが、その傍らに「ポッター」と顔に名前を書いた浮かれ気分の男の子がいるために、ギャップが・・・・。
ここで、悲しむに悲しめなかったのは私だけなのか。
クラウチジュニアが登場して謎解きなどありましたが、このあたり原作を忘れていたんで普通に驚いていました。

 

最期、皆を見送りながら「このままじゃいられないのね・・・」と寂しげなハーマイオニー。
手紙を書いてねー、書くわけないだろー、僕は書くよーっと、仲良し3人組ですが、彼らもまた変わっていくんでしょうね。
ああ、3人にはずっとこのままでいて欲しいわーと思ってしまいました。
何だか映画公開時にダニエルくんがエマちゃんに一目惚れしたとカミングアウトしたり、内容もハリハー好きーには大変嬉しかったですが、今後ハリーは別に彼女が出来たり、ロンハーになったりするのかと思うと、切ないな。
本当に、子役のままで止まっていて欲しかった。


ハリーの部屋に戻る